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「芸術」は「特別な人に与えられた権利」じゃない



「芸術」を「特別な人がやるモノ」だと考えている人が、けっこうたくさん居るみたいなんですけど、でも、それ、相当矛盾していると思うんですねぇ。


要するに、「特別な才能」とか「特別な感性」とか「特別な技巧」とか、そういう「卓越したモノ」を、もともと生まれながらにして持っている人がいて、そう言う人が「芸術をやる人」だということなんでしょうね。


でも、そういう「特別な人」が創作したモノを、誰が見るんでしょうか?

もしも、「普通の人」が見るとしたら、たぶん意味がわからないハズですね。
少なくとも、解りにくいと思いますよ。

だって、卓越しちゃってますから。
「普通の人」には理解できないハズですよね。


でも、見るのも「特別な人」なんだとしたら、「芸術」と言うのは「特別な人」によって創作され、「特別な人」によって鑑賞されるモノということに成りますから、完全に閉鎖された世界ということに成ります。

『それでいいんだ!何がワルイ!?』と言う人が居るのであれば、それ以上何も言うことは思いつきませんが、私は個人的に『それは違う』と思います。


やっぱり、「芸術」っていうのは、本来「普通の人」が創作して、「普通の人」が鑑賞するモノなんじゃないでしょうか?
それじゃないと「芸術」が自由で開放された世界ということには成らないと思います。


ただ、そういう「普通の人」の中に「いろいろな人」が居るということであって、決して「特別な人」限定ということではないと思うわけです。


つまり、創作する人も鑑賞する人もみんな「普通の人」で、その「普通の人」には、ありとあらゆる人が含まれているということだと思います。

誰でも創作者に成ることも鑑賞者に成ることも自由に出来て、もちろん、それらに成らないのも自由であるということです。

さらに言えば、そこで専門的に「芸術」をやって行こうと思うならば、その時必要に成るのは「特別なナニカ」などではなく、「努力」であるということですね。


実に、まったく当たり前のことなんですけどねぇ。
この話が、なかなか通らないんですね。


多くの人が「芸術」においては「努力」なんて役に立たないと思ってます。


いざ、「芸術」の話となると『絵心がある』とか『独特の感性』とか言う、意味の解らない言葉が必ず出てきて、『やっぱり、特別な人だから』ということにされてしまうわけです。

 ※いったい「絵心が無い人」や「独特じゃない感性」って、どういうものを想定して
  言ってるんでしょうね?謎です。


つまり、「才能がある人」が「努力」するから役にたつんだと思われているわけです。

でも、実際は逆で、「努力した人」が「才能」を発揮するというのが本当です。


そして、何よりイヤなのは「芸術」を専門的にやってる側の人たちが、そういう話にしておいた方が自分たちにとって都合がいいからという理由で、それを本気で否定しないことなんです。


とにかく「芸術」を専門的にやっている人たちが、自分が「特別な人」であることや、「芸術」が「特別な人に与えられた権利」であるということを本気で否定しないんですね。


もちろん、全員ではないですが、本当に本気で否定する人と成ると、ほとんどいないんじゃないかと思いますよ。
少なくとも「プロ」だと少ないですね。

自分の「価値」=「値段」が下がると思ってるんでしょうね。
(要するに、すべての価値が「才能」にあると思われているんですね)


そういうの、たいていの場合、どっちかって言うと醜いです。


「芸術の本質」と逆行してますからね。

そう言う人は「芸術」の風上にも置けないと思いますね。
(風下には置けるのか?)


とにかく、『芸術は特別な人に与えられた権利ではない!』と言いたいですね。

『普通の人がどこまでやれるか?』それが「芸術における現在」ではないんですかと。


そんな風に言いたいわけなのです。



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プロフィール

ふたつ

Author:ふたつ
※トップ画面とプロフィール画像の絵は習作として描いた絵です。

ご訪問いただき、ありがとうございます。

自分自身の制作に対する姿勢を示した「宣言文」をブログの形で発表するのは、筋が違うのかとも思いますが、このような形しか思い当りませんでした。
ご容赦ください。
興味のない方にはたぶん面白くないでしょう。

ただ、私はここに書いたことがこれから確実に起きることだと思っています。
と言うよりも、すでに起きていることだと思っています。
「天才の時代」は、もう終わらせなければいけないと思うのです。
「天才」なんてもう何処にも居ないのだと思うのです。
「天才」は、もう誰にとっても必要ないモノに成っているんじゃないでしょうか?。
「普通の人」が、もっともっと芸術に関われるようになったら、
少しいいんじゃないかと思います。

いえ、芸術に限った話でもないのです。
全てのことが、今よりもっと「普通」でいいんじゃないでしょうか?
「個性とは実は最も普通なことなのではないのか?」
私はそんな風に思うのです。

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1960年の生まれです。
横浜在住です。
過去に何一つ実績と言えるものはありません。
30歳に成った頃、絵を描き始めました。
その後、細々と美術に関わる仕事をしていましたが、自己作品の制作にはあまり積極的とは言えませんでした。
2013年のはじめ頃から、自己作品に対する欲求が生まれ、現在は妻の収入に頼って、ようやく制作に漕ぎ着けております。

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読みづらいところもあるかとは思いますが、読んでみて下さい。


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