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「本質を逸脱しようとする知性」と「本質へ回帰しようとする知性」



「本質」というのは、物事の本当の姿であり、もっとも純粋な在り様であると思いますから、きっと美しく澱みのないモノなんだと思います。
(残念ながら、「本質」を直に見ることや理解することは出来ないでしょうが)

だから、人間もできることなら「本質」に向かって生きられればいいなと思うわけですが、その辺のところがどうも、簡単でもないということがあるわけです。


たとえば、「知性」には「本質」から離れようとする性質があるように思うわけです。
ということは、「知性」に頼っていると「本質」から離れていってしまうということです。
ところが、人間の場合は、その「知性」も「人間の本質」に近い所にあるわけで、「知性」を逸脱してしまっても、やはり「本質」を失ってしまうという二重の規範に悩むことに成るわけです。


「理性」と「本能」は必ずしも対立するものだとは思いませんが、少なくとも「理性」は「本能」を制御しようとする性質がありますし、「本能」は「理性」を無視しようとする場合があるのは確かだと思います。
そして、「知性」は「理性」に端を発しているんでしょうし、「本能」も「本質」から生まれているんだと思います。

つまり、「理性」」と「本質」が、「知性」と「本能」を介して、つぶし合ってしまう場合が出てくるわけですね。
「本質」は「非の打ちどころがないほど単純なモノ」だと思いますが、あまりにも純粋であるために「人間の知性」ではそれを把握しきれません。
それで、いろいろな「理屈」をくっつけて、考えたり説明しようとしたりするわけですが、その過程で徐々に「本質」から離れていってしまうわけです。

ともすると、「本質から遠いこと」を「知性的なこと」であると思ってしまうという錯覚も出てきてしまうわけですね。

こんな風に言うと、それが人間にとって悲しいことや情けないことのように成ってしまいそうなんですが、実を言えばそう言うわけでもなくて、「人間の知性」には「本質に戻ろうとする性質」もあると思うわけです。

「人間」が「知性」の使い方を理解していないために、錯覚や間違いを犯すことや、それを認めようとしないことは、やや惨めなことだと思いますが、その間違いに気づいて「本質」に近い方向へ向けようとするのも、また「知性」による作業であるということは認めざるを得ないわけで、その「本質の方向」が人間には見当もつかないということがあるわけですが、そんなことよりも、未熟な人間がそこに向かおうとすること自体に意味があって、まさに、そこにこそ「現在の人間の本質」があると言ってもいいと思うわけです。

つまり、「本質を逸脱しようとする知性」と「本質へ回帰しようとする知性」の押し引きによって、人間がよくわからないながらも、とにかく「ナニカ」をしようとし続けること、それこそが「現時点での人間の本質に向かう行為」なのかなと。

『ナンニモわかんなくたっていいんじゃないか?』
『わかんないからナンニモしないのか?』
『やらなくてもいいのは、わかりきってることの方じゃないか?』


という風に思いますね。




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プロフィール

ふたつ

Author:ふたつ
※トップ画面とプロフィール画像の絵は習作として描いた絵です。

ご訪問いただき、ありがとうございます。

自分自身の制作に対する姿勢を示した「宣言文」をブログの形で発表するのは、筋が違うのかとも思いますが、このような形しか思い当りませんでした。
ご容赦ください。
興味のない方にはたぶん面白くないでしょう。

ただ、私はここに書いたことがこれから確実に起きることだと思っています。
と言うよりも、すでに起きていることだと思っています。
「天才の時代」は、もう終わらせなければいけないと思うのです。
「天才」なんてもう何処にも居ないのだと思うのです。
「天才」は、もう誰にとっても必要ないモノに成っているんじゃないでしょうか?。
「普通の人」が、もっともっと芸術に関われるようになったら、
少しいいんじゃないかと思います。

いえ、芸術に限った話でもないのです。
全てのことが、今よりもっと「普通」でいいんじゃないでしょうか?
「個性とは実は最も普通なことなのではないのか?」
私はそんな風に思うのです。

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1960年の生まれです。
横浜在住です。
過去に何一つ実績と言えるものはありません。
30歳に成った頃、絵を描き始めました。
その後、細々と美術に関わる仕事をしていましたが、自己作品の制作にはあまり積極的とは言えませんでした。
2013年のはじめ頃から、自己作品に対する欲求が生まれ、現在は妻の収入に頼って、ようやく制作に漕ぎ着けております。

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読みづらいところもあるかとは思いますが、読んでみて下さい。


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