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「スロー&瞬間」



私は、創作に関しては、できるだけ時間をかけて制作するという考え方をしていて、それを「スロー・アート」と呼んでいるわけですが、その反面、『瞬間的に人を引き付けるような作品を目指したいなぁ』という気持ちもあって、いつもその間で迷い続けているわけです。

 ※一般的には、同じぐらいのクオリティの作品であれば、短時間で仕上げられる
  ことの方が『良し』とされることが多いわけですが、そこのところを逆転して、
  同じくらいのものを創作するのに『どれだけの時間や労力をかけられるか?』
  という方向で創作していこうというのが、私の言っている「スロー・アート」
  です。
  「エコロジー」や「自然回帰」的な意味で、この言葉を使っている場合がある
  ようですが、そちらとは少し違う意味に成ると思います。
  (まぁ、そんなに違うわけでもないんですけどね)

それで、どうせ迷うんだったら、「スロー&瞬間」でいいんじゃないか?という話です。


「スロー・アート」は文字通り『無駄でもいいから、創作にかける時間を惜しまずに、むしろ積極的に長い時間をかけるようにしよう!』ということなんですが、「瞬間」の方は作品を見たときの第一印象を重視するというところからきていて、それを「一瞥(いちべつ)の力」という風に言っているわけです。

人間には、ほとんどのことを「一瞥(いちべつ)」で判断する能力があると思うわけです。
いわゆる「野生的能力」みたいなものだと思いますけど、そういう能力は、だれでも持っていて、普段から日常的に使っているんだと思います。

たとえば、食べ物なんかでも「一瞥して美味しそうなもの」は、たいてい「実際に美味しいもの」でもあるわけです。
要するに、食べてみなくても見ただけで「美味しいこと」がわかるということですね。
そういうのは、普通に日常的にやっていることですから、普段は意識されませんが、実はかなりの「野生力「」だと思うわけです。
しかも、そういうことは、多くの場合「一瞥の瞬間」に判断されているような気がするわけなんですねぇ。

ということは、やっぱり、なんだかんだ言って、「芸術作品」でも、けっこう「一瞥の瞬間」で判断されているんじゃないか?と思うわけです。

「有名な作品」に成れば、じっくり見てもらえるんでしょうが、「無名な作品」を『まぁ、そういわずにじっくり見てくださいよ』と言っても、なかなか見てもらえないわけで、瞬時に判断されてしまうのもやむを得ないことなんだと思います。

そういうことから、「一瞥の力」がある作品を目指しているということなんですが、そのために一番考えることは、「強い色」ということですね。
「いい色」ではなくて、「強い色」を使うことをいつも意識しています。

それから、一つの画面の中に「白」から「黒」までの幅を、なるべく広くとることも意識していることです。

こういうことを考えて絵を描いていくと、どうしても「いい絵」から少しづつ離れていってしまうんですけど、そこを何とかこらえて、「一瞥の力を備えた絵」を描きたいと思ってやっています。

そして、それを『馬鹿なんじゃないか?こいつ』と思われるくらいに、長い時間をかけて制作しているわけですね。
それが、この「スロー&瞬間」です。

たぶん、ウレません。
もし、億が一(?)ウレても、絶対に採算が取れません。

 注:「億が一」=「万が一」×「万が一」

だから、ウレてもウレなくても、あまり変わりませんね。
だから、そんなことはぜんぜん気にならないわけなのです。

『強い!!』
(確かに、何かがズレていると思う)

そういう「スロー&瞬間」のお話でした。

こういう話を『いいんじゃないの』と思った、あなたって!

『とっても素敵よ!』



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プロフィール

ふたつ

Author:ふたつ
※トップ画面とプロフィール画像の絵は習作として描いた絵です。

ご訪問いただき、ありがとうございます。

自分自身の制作に対する姿勢を示した「宣言文」をブログの形で発表するのは、筋が違うのかとも思いますが、このような形しか思い当りませんでした。
ご容赦ください。
興味のない方にはたぶん面白くないでしょう。

ただ、私はここに書いたことがこれから確実に起きることだと思っています。
と言うよりも、すでに起きていることだと思っています。
「天才の時代」は、もう終わらせなければいけないと思うのです。
「天才」なんてもう何処にも居ないのだと思うのです。
「天才」は、もう誰にとっても必要ないモノに成っているんじゃないでしょうか?。
「普通の人」が、もっともっと芸術に関われるようになったら、
少しいいんじゃないかと思います。

いえ、芸術に限った話でもないのです。
全てのことが、今よりもっと「普通」でいいんじゃないでしょうか?
「個性とは実は最も普通なことなのではないのか?」
私はそんな風に思うのです。

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1960年の生まれです。
横浜在住です。
過去に何一つ実績と言えるものはありません。
30歳に成った頃、絵を描き始めました。
その後、細々と美術に関わる仕事をしていましたが、自己作品の制作にはあまり積極的とは言えませんでした。
2013年のはじめ頃から、自己作品に対する欲求が生まれ、現在は妻の収入に頼って、ようやく制作に漕ぎ着けております。

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読みづらいところもあるかとは思いますが、読んでみて下さい。


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