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「芸術の真ん中」っていったいどこなのでしょうか?



現在の芸術の世界を見ると、「芸術の真ん中」っていったいどこなのかなと思ってしまうわけなのです。

多様化したことで、あらゆる方向性を持つようになったことは理解できるとしても、何処を中心としているのかがはっきりしないと言うのは、受け入れがたいものがあるのです。

そんなことは気にせずに、『いいものはいい』でいいのかもしれませんが、私はどうしても、ど真ん中だけが抜けているドーナツのようなものを思い浮かべてしまうわけなのです。

それは、ある種の『中身が空っぽ』ということにはつながらないのでしょうか?

現在ある作品自体を指して言っているのではなくて、その成り立ちとでも言うのでしょうか、作品を作る「動機」や「根拠」みたいなところだと思うのですが、どうしても、そこにしっかりしたものが感じられないのです。

穿った見方だと言われてしまうのかもしれませんが、やはり、〝流行り"や〝ウケ狙い"を感じずに見るのは難しいと思ってしまうのです。

それから、もう一つ付け加えれば、とても権威的に感じてしまうのです。

一見すると、とても親しみやすい感じにしている場合も多いのにもかかわらず、それとは相反して、実態としては、過去に存在していた権威主義と何ら変わらないような、つまり、芸術と言う世界の中での位置が上か下かで、全てが判断されてしまうような、階級社会のようなものを強く感じることがあるのです。

それは、むしろポップな感じのものにこそ、強く感じる場合すらあります。
そのことも、やはり真中が抜けていることと関係があるように思うわけなのです。

中心が抜けているという不安定感から、安定を求めて権威に頼るように成るのではないのかなと。

私は中心がしっかりしていたほうが、多様化できるはずではないかと思うのですが、多様化した最先端だけを追いかけていった結果、ど真ん中にあるはずの「根拠」や「動機」が、抜けてしまったのかなと。

これは先端での多様化とは違って、単に〝中心のブレ"を引き起こす元凶にしかならないのではないのかなと。
やはり、中心だけはどこかに繋ぎ止めておく必要があるのじゃないのかなと。

どうしても、そんな風に思ってしまうのは、私だけなのでしょうか?




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