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現代社会は絡まり合った「多重規範」



ダブルスタンダード=二重規範と言う言葉がありますが、現代社会は、単なる二重規範ではなくて、より複雑化した「多重規範」だと思うのです。


規範が統一されていないために、判断の基準が曖昧になって、何が正しいことなのかが見えにくくなると言うのが、ダブルスタンダードが生み出す弊害かと思うわけです。

こういうことだけでも、かなりの害なわけですけれど、現代社会においては、あらゆる場面において複数の規範が存在していて、さらに、それらが世代から世代へと受け継がれていったことによって、絡まり合って、ほぐしようもないほどに、混線している状態と言えるのではないでしょうか?


二重規範までは、まだ、、何とか理解できるものだったと思うのです。

例えば、「本音と建前」などのように、これは本音でこちらは建前というように、それを言っている側も、言われている側もわかって使っているものであれば、なんとか使い分けることもできるし、もしも、うまく使い分けられなくても、二つの規範しか無いのであれば、それをなんとか理解することだけはできたわけです。


ところが、その二重規範が時代の中でさらに多様化して、「多重規範」と化したものが、時代を跨いで受け継がれていくようになってしまっている現代では、もう、どこからどこまでが、どういった規範に基づいたものなのかも、いったい幾つの規範が、そこに関わっているのかも、解らないような状態になってしまっているように思うわけなのです。

ここで、一番困るのは、こういった状況の中では、現状がそういう意味不明の混沌とした状態であることを理解しようとすると、とても行動し辛くなってしまうことなのです。

その辺を曖昧に捉えて、見ないようにしていけば、あまり気にもせずにいられるようなことが、真面目に筋の通った考えをもって行動しようとすると、この混線して、がんじがらめになった規範の束がほどくにほどけないために、そこで行き詰ってしまうわけです。

その結果、その都度、場当たり的に適当な規範を使って考えられたようなことが社会の基準になって行ってしまうわけなのです。


この状況は絶対に抜け出すべきものであると思いますが、それには、唯一無二の規範が必要なわけです。


強い規範と言うのは、ある種の「拘束」を生み出すこともあるかと思いますから、それは、一部の領域で「自由」を犠牲にすることに成るのかもしれませんが、それでも、これを手に入れなければ、社会に指針はなくなってしまうのではないのかなと。

それは必要最低限の犠牲ではないのかなと。


民俗・宗教・政治的な主義・主張など、広い範囲の層を包括するような規範を設定して、それを唯一のスタンダードとするような方向で考えていく必要があるのではないのかなと。


「グローバル・スタンダード」などと言って、特定の国に都合のいい方向にもっていってしまうのではなくて、その外側の、もう一つ大きな枠で「シングル」で「シンプル」な「スタンダード」があれば少しイイのかなと。


そんな風に思います。




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プロフィール

ふたつ

Author:ふたつ
※トップ画面とプロフィール画像の絵は習作として描いた絵です。

ご訪問いただき、ありがとうございます。

自分自身の制作に対する姿勢を示した「宣言文」をブログの形で発表するのは、筋が違うのかとも思いますが、このような形しか思い当りませんでした。
ご容赦ください。
興味のない方にはたぶん面白くないでしょう。

ただ、私はここに書いたことがこれから確実に起きることだと思っています。
と言うよりも、すでに起きていることだと思っています。
「天才の時代」は、もう終わらせなければいけないと思うのです。
「天才」なんてもう何処にも居ないのだと思うのです。
「天才」は、もう誰にとっても必要ないモノに成っているんじゃないでしょうか?。
「普通の人」が、もっともっと芸術に関われるようになったら、
少しいいんじゃないかと思います。

いえ、芸術に限った話でもないのです。
全てのことが、今よりもっと「普通」でいいんじゃないでしょうか?
「個性とは実は最も普通なことなのではないのか?」
私はそんな風に思うのです。

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1960年の生まれです。
横浜在住です。
過去に何一つ実績と言えるものはありません。
30歳に成った頃、絵を描き始めました。
その後、細々と美術に関わる仕事をしていましたが、自己作品の制作にはあまり積極的とは言えませんでした。
2013年のはじめ頃から、自己作品に対する欲求が生まれ、現在は妻の収入に頼って、ようやく制作に漕ぎ着けております。

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読みづらいところもあるかとは思いますが、読んでみて下さい。


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