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「見えるもの」と「見えないもの」



世の中には、「見えるもの」と「見えないもの」と言うのがあると思うのです。
それは、なにも目ではっきり見えるか否かということに限らず、確信を持って判断できるものと、できないものと言う意味です。

 ※ここで言う「確信をもって判断できるもの」と言うのは、「完璧に疑いようのないうもの」
  と言う意味ではありません。
  世の中に、そんなものは無いような気がしますが、それでも、「人間が確信してしまうも
  の」と言うのはあると思います。
  要するに、「完璧に疑いようのないうもの」もありませんが、「完璧に疑えるもの」も無い
  ということでしょうね。
  つまり、ここで「確信をもって判断できるもの」と言っているのは、「人間にとっては疑うこ
  とよりも確信することの方が、より自然であるもの」というような意味です。


例えば、空気は目には見えませんが、その存在は疑いようがないと言えるでしょう。
(それも疑うことはできるというのは、また違う話になってしまうので)
まぁ、要するに物質は、だいたい「見えるもの」と言えるのではないでしょうか。

でも、物質だけとも限らなくて物理法則や、人の心や感情などのような物質としての形のないものでも、ある程度、確信を持って判断が下せるようなものはあるわけですから、それも「見えるもの」に入ると言っていいのでしょう。
(こちらも疑うことはできるわけですが、それはまた別の話として)

対して、「見えないもの」は、確信をもって判断ができないものということに成るわけなのですけれど、それは、言葉を替えれば「不思議なもの」とも言えるのかなと。


そして、何が言いたいのかと言うと、何かを考察したり議論したりするときに、その「見えないもの」は使ってはいけないと思うわけです。

少なくとも、その考察や議論を、人との間で共有する場合は、話を「不思議なもの」に持って行ってしまうと、そこから先は、まったく意味のない会話しか成り立たなくなってしまうと思うのです。

一見、話がかみ合っているように見えている場合でも、それは体裁だけで、実際には何の意味も無いような話を、相手に調子を合わせて適当にやり過ごしているだけになってしまっているように思われるわけなのです。


そうは言っても、世の中に「不思議なもの」などは無いと言っているわけではなくて、それは当然あるわけですし、それどころか、全てのことが「不思議なもの」でないとは言い切れないわけです。

とは言え、現時点で「見えていること」を前提にして話を進めないと、その話の意味と言うものは、ほとんどないとも言えるわけなのです。

ですから、話の根拠とするようなものは、それが「見えるもの」である必要があると思うわけなのです。


そして、話を相手と共有することを前提とするのであれば、論じる側と受ける側の双方にとって「見えるもの」であることが、最低限必要になってくるわけなのです。


そして、ここからは私の個人的な意見ではありますが、世の中の相当数の人が「見えないもの」であると主張しているものについては、それが「見えないもの」であるという前提で、それを根拠とした話はしないという約束を守ることが、その話を有効なものにすると思うのです。

つまり、大方の人が確信を持って判断できないようなものを話の論拠にしてしまうことで、それらの話の内容が、全く無意味になっていることが非常に多いと思うわけです。

ですから、「見えないもの」は「不思議なもの」として、そこにそのままあってもいいのじゃないかなと。
それを、論拠にしてしまうと「見えるもの」のようになってしまって、「不思議なもの」ではなくなってしまうわけで、それでは、そのものの本当の状態と違ってきてしまうようにも思われるのです。

もしも、それが理屈では説明できないけれど、何かしら確実なものであったならば、何も、敢えてそれを議論の対象にしなくても、そのうちに、それは当然のこととなって、本当の「見えるもの」になってしまうのでしょうから、「見えない」と言っている人がたくさん居るときには、それを「見えないもの」としておいた方がよいように思うのです。


まぁ、一言で言えば、曖昧なことを論拠にして話を進めれば、その話は無意味なものになるのでしょうということですが、そこに「不思議なもの」というキーワードが出て来ると、その曖昧さがすでに肯定されてしまっているような錯覚の下に話が進んでしまうということでしょうか。

そして、それが宗教戦争に至っているようなこともあると思いますから、それよりも身近なところから、「見えないもの」は「見えないもの」として取り扱うようにすれば、それを、論拠に論争を展開するのは、まったく無意味であるということが、それこそ〝見えやすく"成るのかなと。


そんな風に思っています。


あとで読み返したら、なに言ってるのかわかりませんでした。
(自分だけならわかるんですけどね)

エライ、スンマヘン!
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