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事実は曲げられないということ



『事実を捻じ曲げることはできない!』と言うと、『はい、それは確かにそうでしょうね』ということに成って、そこで話が終わってしまうわけですけれど、『現実には、事実は捻じ曲げられているのではないのか?』と言う疑いを完全に断ち切るのは、簡単ではないわけなのです。

現実の世の中を見渡せば、情報操作や捏造された報道、独り歩きした噂話の類まで、いろいろな種類の「捻じ曲げられた事実」が沢山あるわけです。

でも、やっぱり『事実は曲げられない!』と、私は思うわけなのです。

現在の世の中では、マスコミやインターネットと言う、確保された中立性を持たないシステムが、社会に流通する情報のほとんどを、配信しているといってもよいと思うわけですが、そこに、「道理」や「法則」があるとは限らないわけですし、それらのシステム自体は、ほとんど何の審査機能も持たないわけですから、そこに、何らかの「正しい」があるとしても、それは何らかの既成概念のようなものだと言わざるを得ないわけなのです。

そんな中で、どうして『事実は曲げられない!』と言うのかと言えば、「事実」は、情報でも、それによる人の認識でもなく、厳然とそこに既にあるものだからなんですね。

つまり、操作された情報や、それに振り回された人の認識と言うのは、「事実」とは無関係のもので、「曲げられている」のは、「事実」ではなくて、人の認識や判断なわけです。


童話の「裸の王様」で、民衆の意識をコントロールして、『王様は素晴らしい衣装をお召しになっておられるぞ!』と言わせることはできても、『王様が裸だ』という「事実」は変えられないように、やっぱり「事実」は変えられないわけなのです。

そして、そこで王様の着てもいない服を褒めそやしている人たちは、実際に、見た服を褒めているわけでも、本当にそれを美しい服だと思っているわけでもなくて、と言うより、見ていないものを褒めることなどできるはずもないのですから、ただ単に、その場の流れに調子を合わせているだけで、彼らの中の「事実」も、本当は『王様は裸だ!!』なのだと思うわけです。

でも、このことを芸術の話に置き換えると、さらにおかしなことに成ると思うのです。

芸術においても、このような「曲げられた事実」ならぬ「曲げられた認識」は存在すると思いますけれど、芸術の目的自体が、何らかの意味で「真実」を追究することだとするのであれば、それは根底からおかしなことに成ってしまうわけです。

「事実」をより厳しく追及していって、「真実」に迫ろうとするのが芸術であると、私は思っておりますが、その芸術が、「事実」すら見ようとしないのであれば、そこに何の意味も無くなってしまうわけです。

王様が裸に見えたら、「王様は裸であるということ」が「事実」であり、その「事実」は曲げられません。

そして、表現においては、それについて、『王様は裸だ』と言うのが「事実を表現すること」なわけです。
だから、それも曲げることは出来ません。


ですから、「裸の王様」を見たときに、その衣装を褒めちぎっているような人を見かけたら、『でも、王様、服着てませんよね?』と言ってみてください。
それが、どんなに当たり前のことでも、それを言うと、きっと、非常にあからさまに嫌な顔をされます。

なぜなら、その人たちも「事実」を曲げることができないから。


私は、そういう風に判断しています。



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プロフィール

ふたつ

Author:ふたつ
※トップ画面とプロフィール画像の絵は習作として描いた絵です。

ご訪問いただき、ありがとうございます。

自分自身の制作に対する姿勢を示した「宣言文」をブログの形で発表するのは、筋が違うのかとも思いますが、このような形しか思い当りませんでした。
ご容赦ください。
興味のない方にはたぶん面白くないでしょう。

ただ、私はここに書いたことがこれから確実に起きることだと思っています。
と言うよりも、すでに起きていることだと思っています。
「天才の時代」は、もう終わらせなければいけないと思うのです。
「天才」なんてもう何処にも居ないのだと思うのです。
「天才」は、もう誰にとっても必要ないモノに成っているんじゃないでしょうか?。
「普通の人」が、もっともっと芸術に関われるようになったら、
少しいいんじゃないかと思います。

いえ、芸術に限った話でもないのです。
全てのことが、今よりもっと「普通」でいいんじゃないでしょうか?
「個性とは実は最も普通なことなのではないのか?」
私はそんな風に思うのです。

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1960年の生まれです。
横浜在住です。
過去に何一つ実績と言えるものはありません。
30歳に成った頃、絵を描き始めました。
その後、細々と美術に関わる仕事をしていましたが、自己作品の制作にはあまり積極的とは言えませんでした。
2013年のはじめ頃から、自己作品に対する欲求が生まれ、現在は妻の収入に頼って、ようやく制作に漕ぎ着けております。

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読みづらいところもあるかとは思いますが、読んでみて下さい。


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