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「いっしょうけんめい」について



だいぶ前に聞いた話なのですけれど、「いっしょうけんめい」には、「一生懸命」と「一所懸命」(これは「いっしょけんめい」と読むらしいです)があって、ずっと懸命にやり続けるのが「一生懸命」で、とにかく、その場だけでも懸命にやるというのが「一所懸命」だそうです。

それを言っていた人は、「一生懸命」は、そう簡単にはできないけれど、「一所懸命」ならば、誰でもやる気さえあればできるはずだと言っていました。

その通りだと思いました。

今もそう思います。


でも、前の記事と同じような話になってしまいますけれど、この「一所懸命」も、どうもあまり評価の対象にはならなくなってしまったようです。

これは、”バカにされる”まではいかないようですが、今の風潮としては、同じことをするのでも”スマートに”こなした方が評価が高いようです。

「一所懸命」にやって、どうにかできた人よりも、汗一つかかずにやってのけてしまった人の方が、今は高く評価されるようです。


確かに、簡単にやってのけた人の方が「能力」が高いとは言えるのでしょう。
でも、人間としての潜在力となるとどうでしょうか?

四苦八苦の末にできる人と、労せずしてできてしまう人のどちらが、人間的な力を蓄えているのでしょうか?


それは、まぁ、それぞれの人の判断に任せるべきことなのだと思いますけれど、少なくとも、言えることは、ここで言う「能力」とは、実は、それほど高度なものでも、洗練されたものでもなく、比較的単純な作業を能率よくこなすという種類の「能力」だということだということです。

そうでなければ、簡単に出来てしまう筈がないわけですから。


一方、人間的な潜在力と言うのは、高度とか洗練とも違うかもしれませんが、単純作業や、作業効率などと言うほど安易なものでもないことは確かでしょう。

私は、単純作業をこなす能力よりも、人間的な潜在力の方が、その人の実力と呼ぶにふさわしいものだと思いますから、どちらかと言えば、こちらを評価したいと思うわけです。


それから、はじめの話に戻ってしまうのですけれど、「一生懸命」は並大抵のことではできないけれど、「一所懸命」はやる気さえあれば誰でもできるという所なわけです。

「一生懸命」ぐらいのことをして、はじめて、評価に値するほどの「能力」なのだと思うわけです。

そして、「一所懸命」は誰でもできることだけど、その誰でもできることを懸命になってやるところが、「いい」わけです。

でも、簡単にできるというのは、「能力」としても大したことは無いですし、それほど「いい」とも思えないわけなのです。


とはいえ、私も「簡単にできる」の方が、”カッコイイ”と思っていました。

なんでも”スマート”にやった方がいいと思っていましたし、それが洗練やセンスだと思っていたわけです。


でも、違ったみたいです。
ぜんぜん、違ったみたいです。


人間的な内容が無いと、洗練もセンスも陳腐なだけでした。
まして、「能力」なんて、機械でもできてしまうようなことを、『できる』と言っているだけです。

かと言って、「一生懸命」のような本物の「能力」には及びもつきません。
要するに、「一所懸命」ぐらいしかできないわけですよね。

でも、そこからも洗練やセンスは生まれてくるように思っています。


だから、そこを抜いてしまったら、何もできないと思いますから、なんとか「「一所懸命」でやっていこうかなと。


そういう風に思っています。




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プロフィール

ふたつ

Author:ふたつ
※トップ画面とプロフィール画像の絵は習作として描いた絵です。

ご訪問いただき、ありがとうございます。

自分自身の制作に対する姿勢を示した「宣言文」をブログの形で発表するのは、筋が違うのかとも思いますが、このような形しか思い当りませんでした。
ご容赦ください。
興味のない方にはたぶん面白くないでしょう。

ただ、私はここに書いたことがこれから確実に起きることだと思っています。
と言うよりも、すでに起きていることだと思っています。
「天才の時代」は、もう終わらせなければいけないと思うのです。
「天才」なんてもう何処にも居ないのだと思うのです。
「天才」は、もう誰にとっても必要ないモノに成っているんじゃないでしょうか?。
「普通の人」が、もっともっと芸術に関われるようになったら、
少しいいんじゃないかと思います。

いえ、芸術に限った話でもないのです。
全てのことが、今よりもっと「普通」でいいんじゃないでしょうか?
「個性とは実は最も普通なことなのではないのか?」
私はそんな風に思うのです。

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1960年の生まれです。
横浜在住です。
過去に何一つ実績と言えるものはありません。
30歳に成った頃、絵を描き始めました。
その後、細々と美術に関わる仕事をしていましたが、自己作品の制作にはあまり積極的とは言えませんでした。
2013年のはじめ頃から、自己作品に対する欲求が生まれ、現在は妻の収入に頼って、ようやく制作に漕ぎ着けております。

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読みづらいところもあるかとは思いますが、読んでみて下さい。


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