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「高さ」と「深さ」



前の記事の続きです。


「芸術」においては、これまでも「深さ」は重視されてきたと思うのですけれど、実は、「深さ」を「高さ」に変換してしまっていたように思うのです。


つまり、「深い」=「上質」とされてきたわけです。

別に間違いだというのじゃありません。
でも、「深さ」と言うのは、”下へ”の追究でもあるわけです。

「下」なのに「上」と言うのは、矛盾しているように思えるわけです。
だから、純粋に”下へ”向かう「深さ」があってもいいのかなと思うわけです。


そもそも、「深さ」と言う言葉が「芸術」において多用されるのは、単純に「いい」とか「上等」とかいうのとは違う、どこかに、「負の要素」を含んだ言葉だからなのかなと。

「正」と「負」が織りなす複雑さを表現するための言葉なんじゃないかなと。

つまり、「深さ」は「芸術」の「負」の部分を担っているようにも思えるのです。


だから、「深さ」は「高さ」に変換せずに”下へ”の「負」の要素として、機能させていくというのもあっていいように思うのです。


そしてさらに言えば、これまでは「正」に対する付加価値的な位置にあった「負」の要素を、もっと、主役として起用していく必要性が出て来るのかなと。

今後、これらの「正・負」や「深さ・高さ」だけでなくいろいろなことについての、位置の逆転が求められるのかもしれません。


この「逆転」と言う言葉だって、常に逆転して”良くなる”と言う使い方がされてきたわけですけれど、それでは、本当の価値は逆転していないとも言えるわけです。

と言っても、「負ですから、大したことはありませんよ」と開き直ってしまっては、そこでも、価値は逆転できないように思うので、もっと普通でいいんじゃないのかなと。

逆転だからと言って、あまりひっくり返そうとすると、メビウスの帯のように、元の位置に戻ってきてしまうように思うわけです。
ごく自然に、人の意識の中の価値が”逆”に展開していけばいいのかもしれません。


ですから、これから”本当の逆転”を見たいと思っております。
”本当の負”を知りたいと思っております。
そして、”本当の深さ”を表現出来たらなと。


そんな風に思っております。



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プロフィール

ふたつ

Author:ふたつ
※トップ画面とプロフィール画像の絵は習作として描いた絵です。

ご訪問いただき、ありがとうございます。

自分自身の制作に対する姿勢を示した「宣言文」をブログの形で発表するのは、筋が違うのかとも思いますが、このような形しか思い当りませんでした。
ご容赦ください。
興味のない方にはたぶん面白くないでしょう。

ただ、私はここに書いたことがこれから確実に起きることだと思っています。
と言うよりも、すでに起きていることだと思っています。
「天才の時代」は、もう終わらせなければいけないと思うのです。
「天才」なんてもう何処にも居ないのだと思うのです。
「天才」は、もう誰にとっても必要ないモノに成っているんじゃないでしょうか?。
「普通の人」が、もっともっと芸術に関われるようになったら、
少しいいんじゃないかと思います。

いえ、芸術に限った話でもないのです。
全てのことが、今よりもっと「普通」でいいんじゃないでしょうか?
「個性とは実は最も普通なことなのではないのか?」
私はそんな風に思うのです。

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1960年の生まれです。
横浜在住です。
過去に何一つ実績と言えるものはありません。
30歳に成った頃、絵を描き始めました。
その後、細々と美術に関わる仕事をしていましたが、自己作品の制作にはあまり積極的とは言えませんでした。
2013年のはじめ頃から、自己作品に対する欲求が生まれ、現在は妻の収入に頼って、ようやく制作に漕ぎ着けております。

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読みづらいところもあるかとは思いますが、読んでみて下さい。


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