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「有料文化」と「無料文化」



文化には、「有料文化」と「無料文化」があると思うわけです。

要するに、お金を払って享受する文化と、”タダ”で受けられる文化ということです。
(と言っても、いま私が勝手に言っているだけのものですけど)


「有料文化」は、美術館や映画館、コンサートなどの、「文化」自体を商品とした「文化」です。
もちろん、本や音楽CDを買うのも「有料文化」になります。

それに対して、「無料文化」の典型がテレビなわけです。
最近ではYOU TUBE やブログなんかも「無料文化」にあたると思います。


もちろん、「無料文化」の方でも、巡り巡って何かしらの課金が発生してはいるわけですけれど、受け手は、それを意識していませんし、それ以前に、そのお金は「文化」自体に対して支払われたものとは言えないので、やはり「無料文化」なのかなと。


そして、何が言いたいのかと言うと、テレビ以来のこの「無料文化」が、いま振り返って結果的に、良くなかったように思うわけなのです。

『”タダ”だから、いい』と思ったのが間違いだったように思うのです。
やはり、なんにでも「適正価格」と言うものがあるのかなと。

 ※私は「芸術」に関しては、理想を言えばおカネで売り買いしない方がイイと
  思ってるんですが、ここで言う「適正価格」と言うのは、(「芸術」に限っては)
  やむを得ずおカネでやり取りすることを前提にした場合の話です。


テレビの歴史もかなり長くなってきているわけですけれど、はじめのうちはよかったのだと思います。

でも、やり続けているうちに、見る側も作る側もだんだん”垂れ流し”的になっていって、今となっては、もう、とても人が見られるような代物ではなくなってしまっていると思うわけです。
(いい番組もあるのでしょうが、全般的にみた場合にはということですね)

それでも、敢えて文句を言う気にならないのは、”タダ”だからでしょう。

それでも、また見てしまうのも、”タダ”だからでしょう。

いや、それどころか、見ていなくてもスイッチをつけてしまうのも、やっぱり、”タダ”だからでしょう。


この「無料文化」の”垂れ流し的配信”と”垂れ流し的享受”と言う方向を、だれかが修正しなければいけなかったような気がしてならないわけです。


もちろん、ケーブルテレビなどは出てきたわけですが、「有料文化」の方は昔から結構あるわけで、問題は「無料文化」が存在するという事実の方ですから、そちらを何とかする必要があるわけです。

そして、現在、新たにネット上の「文化」もまた、「無料文化」の方向へ向かっているわけです。
これは、まさに「悪貨は良貨を駆逐する」になってしまっているわけです。

”タダ”に対抗できるものは、そうそうないわけですから、そうなると、内容のある「文化」は出てこられなくなってしまうと思うのです。


やはり、何かしらの規制、または援助が必要なのではないかと思うのです。

「表現の自由」とか「言論の自由」とばかり言って、その”自由に縛られて不自由になる"ことほど愚かなことは無いわけですから、本当の自由がどこにあるのかを考えて、「文化」を育成していってもらいたいなと。

と言うか、本当のことを言えば、そんなやり方は不自然なんだと思いますが、こういう「経済的な力」が、それ以上に不自然すぎるので、尋常な考えでは対応できないんだと思いますね。


そんな風に思ってしまうわけですね。





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