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『芸術とは?』と言う問い



『芸術とは?』と言う問いに対して、ズバリと答えを出すのは、なかなか難しいことだと思うのです。


まして、現在の「芸術」は無際限に多様化した、途方もなく自由な世界と言うようなものになっていて、そのことは、裏を返せば、現在の「芸術」には、何の規定もないということですから、『芸術とは?』の問いに答えようにも、なにひとつ拠りどころにするべきものが無いわけです。


そんな中で、なんとか『芸術とは?』の問いに答えを出そうとしてみようというわけです。


私個人の主観的な考えでは、
『「芸術」とは、作者の「創作衝動」によって創作され、作者の「能力の限度」に応じて完成とされた創作物とその創作過程である。』
ということにしています。


これは、詳しく説明すれば長くなってしまうので、すごく短く説明すると、『作る人が「作りたい」と思って作り始めて、「もういいだろう」と思った時にやめたもの』ということです。

実は、これは、ほとんど何の”規定”にもなっていません。
つまり、”規定”することが意味をなさなくなってしまうほど、現在の「芸術」は途方もなく自由だということに成っているわけです。


ここで、なんとか削除できたのは、「作ろうという、人の衝動に依らないもの」であり、「もうこれでいいだろうという、人の判断に依らないもの」です。

つまり、そうした作者個人の意思を全く含まないような、純粋に製品として作られたものや、作った人自身が実用の目的のみで作ったと主張するものだけは、かろうじて除外したということです。


ただ、こんなに回りくどい言いまわしで、やっと除外したものでも、そこに、『作者が何らかの意思をもってそれらを扱ったという”コンセプト”を加えただけで、それはもう除外することが出来なくなってしまうわけですから、実際には、なにひとつ除外できていないといってもいいくらいなわけです。

要するに、「現在の芸術の領域」とは、「全てのもの」であるということです。

これは、もう”止められない流れ”だと思うのです。

「多様化」は、せざるを得ないわけですし、それを止めるべき境界線を設定することは不可能でしょうから、「芸術の領域」が「全てのもの」に成るのは仕方ないことだと思います。


しかし、この「芸術の領域」が「全てのもの」だということを、はっきりさせてこなかったことには問題があると思うのです。


また、「芸術の領域」が「全てのもの」であることと、「すべてのものが芸術である」ということが混同されているということもあるように思うのです。


前者は、『「全てのもの」は「芸術」であるかどうかを問われる可能性がある』ということです。

後者は、『「全てのもの」は「芸術」であると言うことが可能である』

ということです。


前者においては、

「全てのもの」が「芸術」であることの「必要条件」は満たしているけれど、それは、「十分条件」を満たしているとは言えないわけです。

でも、後者では、「全てのもの」が「芸術」であることの「必要十分条件」を満たした状態にあるということに成るわけです。


要するに、『問われる』と言う段階が抜けてしまうわけです。


「芸術」と言うフィールドが無際限に拡大したことには、必然性があって避けられなかったことのように思うのですが、その「全てのもの」と言う、果てしなく広い領域に”中心”が設定されていなかったわけです。

ここで、話が長くなってしまったので次の記事に続けます。




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プロフィール

ふたつ

Author:ふたつ
※トップ画面とプロフィール画像の絵は習作として描いた絵です。

ご訪問いただき、ありがとうございます。

自分自身の制作に対する姿勢を示した「宣言文」をブログの形で発表するのは、筋が違うのかとも思いますが、このような形しか思い当りませんでした。
ご容赦ください。
興味のない方にはたぶん面白くないでしょう。

ただ、私はここに書いたことがこれから確実に起きることだと思っています。
と言うよりも、すでに起きていることだと思っています。
「天才の時代」は、もう終わらせなければいけないと思うのです。
「天才」なんてもう何処にも居ないのだと思うのです。
「天才」は、もう誰にとっても必要ないモノに成っているんじゃないでしょうか?。
「普通の人」が、もっともっと芸術に関われるようになったら、
少しいいんじゃないかと思います。

いえ、芸術に限った話でもないのです。
全てのことが、今よりもっと「普通」でいいんじゃないでしょうか?
「個性とは実は最も普通なことなのではないのか?」
私はそんな風に思うのです。

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1960年の生まれです。
横浜在住です。
過去に何一つ実績と言えるものはありません。
30歳に成った頃、絵を描き始めました。
その後、細々と美術に関わる仕事をしていましたが、自己作品の制作にはあまり積極的とは言えませんでした。
2013年のはじめ頃から、自己作品に対する欲求が生まれ、現在は妻の収入に頼って、ようやく制作に漕ぎ着けております。

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読みづらいところもあるかとは思いますが、読んでみて下さい。


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