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もう「天才」は「芸術」の領域ではないと思うのです



「天才」と言うと、「芸術」には付き物のように成っているわけですけど、実は、この「天才」というのは、もう「芸術」の領域ではなくなってしまっているんじゃないかと思うのです。


本当のことを言えば、「芸術」に限った話でもなくて、他のどんな分野においても、もう「天才」の領域は小さくなくなっているのだと思うわけです。

例えば「政治」の場において、いま「天才」は居るでしょうか?
『居ないと思います』

それは、これから先、現れて来るのでしょうか?
『現れてこないと思います』

それは、何故なんでしょうか?
『もう、そこに領域が無いからです』


かつては、「政治」の場においても、「カリスマ的指導者」と言われた人が居たわけですし、「芸術」においても、「天才」と言われる人たちが居たわけです。

しかし、それが”出現”しなく成って来ているわけです。


さらに言えば、「宗教」の場においても、時代を遡れば、「カリスマ」は、繰り返し現れて、その時、生み出された「宗教思想」が、現代の主な「宗教」や「宗派」の基盤に成っているわけです。


しかし、今後、またキリストやシャカやマホメッドのような「宗教的カリスマ」が現れたりすることがあるのでしょうか?

『無いと思います』

『なぜなら、もう、彼らの領域が無いからです』


いまの世の中に、彼らのような人間が現れたとしても、「カリスマ」や「天才」にはならないでしょう。
(狭い範囲で強く支持されることはあるでしょうが、それはいわゆる「カルト」でしょう)


確かに、彼らには人の心を動かすような”ナニカ”があったのでしょう。

しかし、その前に、世の中に、彼らを「カリスマ」として受け入れる領域があったということ無くしては、彼らが「カリスマ」と言われることも無かったのだと思うわけです。

そして、いま、その領域が限りなく小さくなっていると思うわけなのです。


と言っても、「天才」や「カリスマ」がもう現れなくなってしまって残念だという話ではありません。
むしろ、「天才」や「カリスマ」の領域が無くなりつつあるということは、人間が、そういう段階を卒業したということなんじゃないかと思っているわけです。

つまり、次なるステップへ向かうために、そういうものから抜け出して「新たな人間」として、道を模索するべきなんじゃないかと思うのです。


そして、そういう作業においては、「芸術」は、いち早く道を切り開いて行くべきものなんじゃないかと思っているわけです。

「芸術」には、かつて無いほどの「自由」が与えられていると思うのです。
その、言わば特権的に与えられてる「自由」を、そうしたことに向けて使う義務のようなものが、「芸術」にはあるのだと思っているわけです。

義務と言うと、ちょっと違うのかも知れませんが、どちらかと言えば、『そうせざるを得ない』と言うことなんじゃないかと思います。


世の中に「天才」の領域が無くなっているのに、その「天才」を追い求めていたんでは、「芸術」とは言えませんし、むしろ、まだその領域が残っているうちに、先駆けてその偶像を消し去ることこそが、「芸術」に与えられている役割なんじゃないかと思うわけです。

そういう意味では、かなり”遅まきながら”の感もありますけれど、そういうところに力を使って行くのがいいんじゃないかなと。


そんな風に思っているわけです。




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プロフィール

ふたつ

Author:ふたつ
※トップ画面とプロフィール画像の絵は習作として描いた絵です。

ご訪問いただき、ありがとうございます。

自分自身の制作に対する姿勢を示した「宣言文」をブログの形で発表するのは、筋が違うのかとも思いますが、このような形しか思い当りませんでした。
ご容赦ください。
興味のない方にはたぶん面白くないでしょう。

ただ、私はここに書いたことがこれから確実に起きることだと思っています。
と言うよりも、すでに起きていることだと思っています。
「天才の時代」は、もう終わらせなければいけないと思うのです。
「天才」なんてもう何処にも居ないのだと思うのです。
「天才」は、もう誰にとっても必要ないモノに成っているんじゃないでしょうか?。
「普通の人」が、もっともっと芸術に関われるようになったら、
少しいいんじゃないかと思います。

いえ、芸術に限った話でもないのです。
全てのことが、今よりもっと「普通」でいいんじゃないでしょうか?
「個性とは実は最も普通なことなのではないのか?」
私はそんな風に思うのです。

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1960年の生まれです。
横浜在住です。
過去に何一つ実績と言えるものはありません。
30歳に成った頃、絵を描き始めました。
その後、細々と美術に関わる仕事をしていましたが、自己作品の制作にはあまり積極的とは言えませんでした。
2013年のはじめ頃から、自己作品に対する欲求が生まれ、現在は妻の収入に頼って、ようやく制作に漕ぎ着けております。

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読みづらいところもあるかとは思いますが、読んでみて下さい。


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