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「絵画」と「塗装」



「絵画」と「塗装」の違いは、どこなんでしょうか?
いや、そもそもこの二つは違うものなんでしょうか?


色を塗ることで何らかの効果を生み出して、見た人の心を楽しませると言う点において、この二つに違うところは見当たらないわけです。


そうだとすると、「絵画」と言うのは、ただ単に『これは芸術家が描いた絵なんだぞ』といって、”エラソー”にしてるだけなんじゃないのか?と言う疑問が出て来るわけです。


実際、そういう捉え方をしている人も居なくはないのかも知れませんが、やはり、「絵画」と「塗装」には、なにか分け隔てるに値するような”チガイ”があるんじゃないかと思うわけです。

それ以前に、芸術家がキャンバスに描いたら「絵画」で、塗装屋さんがペンキで塗ったら「塗装」と言う考え方は、ツマラナイなと思ってしまうわけですね。


そこで、キャンバスに描くとか、建物に色を塗るとか、画家が描くとか、塗装屋さんが塗るとか、上手く描かれているとか、単純に塗り分けられただけとか、そういうことを全部抜きに考えていったときに、それでも、まだ、そこに残る「絵画」と「塗装」の”チガイ”を見つけてみようと考えるわけです。


さて、そこで、まず考えられるのは、それを描いたり塗ったりした人自身の意識です。
つまり、本人が「絵画」だと思って描いたのか、「塗装」だと思って塗ったのかということですね。


本人が、嘘偽りのない気持ちで「絵画」だと思って描いたのならば、それを「絵画」と呼んで差し支えないんじゃないかと思うわけです。

また、本人が「塗装」として塗っているという意識である限り、それをあえて「絵画」であると言う必要もないんじゃないかと思うのです。


ただし、この考え方だと、とても技巧的に描かれたものを「塗装」だと主張する人が現れたときに、本人の主張に従えば、それも「塗装」だということに成るわけですが、いくら本人がそう思っていても、見た人が、誰もそう思わないという矛盾が出てきてしまうわけです。

要するに、みんなが「絵画」だと思っているものを、本人だけが「塗装」だと言い張ることに、何の意味があるのかということですね。


そこで、もう一つの規準として、その描かれたり塗られたりしたものが、独立したものとして成り立っているかどうかということが考えられるわけです。


つまり「塗装」と言うのは、その「塗装」とは違う目的をもって成り立っているものに、付加価値的に色を付けるという作業なんだと思うわけです。

それに対して「絵画」と言うのは、「絵画」であること自体が目的であるわけです。


ですから、キャンバスに描こうと、どこに描こうと、独立した「絵画」であることを目的として描かれたものは「絵画」であるし、そうでないものは、「絵画」とは言えないと言うことに成るわけです。


でも、そうなるとインテリアとして部屋に飾ることを,第一目標として描かれた絵と言うのは、「絵画」とは言い切れなくなってしまうわけです。


キリがなさそうなので、このへんでやめますが、こんなに簡単そうなことでも説明できないとなると、自分が描いているのは果たして「絵画」であるのか、それともキャンバスに施された「塗装」であるのか、そんなことすら定かではないということに成ってしまうわけです。


一応、本人「絵画」だと思って描いております。

それから、独立した「絵」として描いています。


それでいいのかも知れませんが、本当はもっと明確に分ける根拠があるんじゃないかなと。


そんな風に思っています。




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プロフィール

ふたつ

Author:ふたつ
※トップ画面とプロフィール画像の絵は習作として描いた絵です。

ご訪問いただき、ありがとうございます。

自分自身の制作に対する姿勢を示した「宣言文」をブログの形で発表するのは、筋が違うのかとも思いますが、このような形しか思い当りませんでした。
ご容赦ください。
興味のない方にはたぶん面白くないでしょう。

ただ、私はここに書いたことがこれから確実に起きることだと思っています。
と言うよりも、すでに起きていることだと思っています。
「天才の時代」は、もう終わらせなければいけないと思うのです。
「天才」なんてもう何処にも居ないのだと思うのです。
「天才」は、もう誰にとっても必要ないモノに成っているんじゃないでしょうか?。
「普通の人」が、もっともっと芸術に関われるようになったら、
少しいいんじゃないかと思います。

いえ、芸術に限った話でもないのです。
全てのことが、今よりもっと「普通」でいいんじゃないでしょうか?
「個性とは実は最も普通なことなのではないのか?」
私はそんな風に思うのです。

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1960年の生まれです。
横浜在住です。
過去に何一つ実績と言えるものはありません。
30歳に成った頃、絵を描き始めました。
その後、細々と美術に関わる仕事をしていましたが、自己作品の制作にはあまり積極的とは言えませんでした。
2013年のはじめ頃から、自己作品に対する欲求が生まれ、現在は妻の収入に頼って、ようやく制作に漕ぎ着けております。

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読みづらいところもあるかとは思いますが、読んでみて下さい。


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