FC2ブログ

誰かが「芸術」を定義しないと



もういい加減「芸術」を何らかの「定義」で規定しないと、「芸術」はどんどん薄まって霧散してしまうのではないでしょうか?

もちろん、キチキチに「定義」しようということではありませんし、そんなことできないでしょうが、それをなんの規定もなくほったらかしにしていることの言い訳にしていていいんでしょうか?
それを、今後いつまで続けるんでしょうか?

 ※これは、人の人生に決定的な影響を与えるようなジャンルとしての「芸術」の話です。
  「エンターテイメントとしての芸術」の話でも、「インテリアとしての芸術」の話でもありません。
  つまりは、『今でも感動は求められているのか?』という話ですね。


『芸術が無くなるなんてことあるわけ無いよ』
『それはいくらなんでも大袈裟だろ』
そうでしょうか?・・・本当に?

規定されないもの、指標を失ったものというのは、大抵消滅していくのではないのでしょうか?


こんなことを言っていながらなんですが、もしかすると「芸術」は昔ほど必要とされていないのかもしれません。
本音の話をすれば、多分、昔のほうが現代よりも「芸術」を必要としていた人の比率は多かったような気がします。

「芸術」が庶民の手の届かないところにあったのも事実なのでしょうが、それでいて、昔の方が、少なくとも一般庶民にとっては「芸術」が切実な意味を持っていたような気がします。

現在、「芸術」は、一般的な人から切実に必要とされているのでしょうか?
少なくとも、私は美術館で感動に打ち震えて動けなくなっている人や、人目をはばからずに涙を流してひざまづいている人を一度も見たことがありません。

『それは飛躍しすぎだろう』と思うかも知れませんが、この話を100年前の寺院の仏像や教会の祭壇画に置き換えた場合、それほどの違和感は感じなくなってしまうでしょう。
いや、むしろ、それは全く違和感のない「日常的な風景」として考えることもできるようになってしまうのです。

まぁ、昔のことは、今となってはもうわからないことなわけですが、じゃあ、現代はどうなのかということです。
「芸術」は本当に必要とされているのだろうか?
それは、どのぐらいの人が必要としているのだろうかと。
意外と少なかったりしないのだろうかと。
そのへんが、ちょっと怪しいんじゃないのかなと。


本当にたくさんの人が「芸術」を必要としていたならば、こんなに「フワフワ」した状態になってないんじゃないのかなと。
『きっとこれは、あまり求められてないだろう』と思うわけです。

そんな中で、指標を失った状態を続けたら、本当に消え失せてしまうんじゃないですか?


でも、こういう時代に置いても、いや、こういう時代であるからこそ、一層「芸術」を必要としている人が居るともいえるわけです。
と言うか、実を言えば、「潜在的な感動に対する欲求」は現在の方が高いくらいなのではないかと思うわけです。

確かに、現代は「感情的であること」よりも「理性的であること」、「情熱的であること」よりも「冷静であること」の方を評価する傾向があると思いますが、その裏で、その冷静で理知的な無感情が社会の中にストレスを蔓延させている時代でもあります。
そして、そのストレスから人間の精神を解放することができるのは「感動」のような強烈な心の動き以外にはないように思うわけです。

だから、この「無感動」を受け入れてはならないし、今こそ「感動する心」を取り戻す時のような気がします。

だからこそ、いま、誰かが「芸術」を定義しないと。


そんな風に思ってしまうわけですが、これは無理なことなのでしょうか?





関連記事

管理者にだけ表示を許可する
プロフィール

ふたつ

Author:ふたつ
※トップ画面とプロフィール画像の絵は習作として描いた絵です。

ご訪問いただき、ありがとうございます。

自分自身の制作に対する姿勢を示した「宣言文」をブログの形で発表するのは、筋が違うのかとも思いますが、このような形しか思い当りませんでした。
ご容赦ください。
興味のない方にはたぶん面白くないでしょう。

ただ、私はここに書いたことがこれから確実に起きることだと思っています。
と言うよりも、すでに起きていることだと思っています。
「天才の時代」は、もう終わらせなければいけないと思うのです。
「天才」なんてもう何処にも居ないのだと思うのです。
「天才」は、もう誰にとっても必要ないモノに成っているんじゃないでしょうか?。
「普通の人」が、もっともっと芸術に関われるようになったら、
少しいいんじゃないかと思います。

いえ、芸術に限った話でもないのです。
全てのことが、今よりもっと「普通」でいいんじゃないでしょうか?
「個性とは実は最も普通なことなのではないのか?」
私はそんな風に思うのです。

~~~~~~~~~~~~~~~~~

1960年の生まれです。
横浜在住です。
過去に何一つ実績と言えるものはありません。
30歳に成った頃、絵を描き始めました。
その後、細々と美術に関わる仕事をしていましたが、自己作品の制作にはあまり積極的とは言えませんでした。
2013年のはじめ頃から、自己作品に対する欲求が生まれ、現在は妻の収入に頼って、ようやく制作に漕ぎ着けております。

~~~~~~~~~~~~~~~~~

読みづらいところもあるかとは思いますが、読んでみて下さい。


リンクはご自由にどうぞ

QRコード

QR