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いま、「スタイル」と言えるのは「クセ」だけかもしれない



「芸術」には、「オリジナリティ」があるに越したことは無いんでしょうね。


私自身は、「オリジナリティ」は絶対に必要なモノだとは思いませんし、どちらかと言うと、イヤでも現れてきてしまうモノなんだと思っていますから、なにも無理してまで、創り出さなくてもいいような気もするんですけどね。

だから、そういった「オリジナリティ」は、それぞれの人がもともと持ってはいるはずなんですが、ところが、それが、なかなかどうして「作品」を見た人に、スンナリトは伝わってくれないわけです。

どうしても、見る人はハッキリした「スタイル」の方に目が奪われてしまうので、本当の「オリジナリティ」よりも、そういう無理に作られた「スタイル」に持っていかれてしまうわけですね。


そこで、やっぱり「自分のスタイル」を身に着けていく必要があるんじゃないかと思うわけです。
まぁ、出来ることなら無理しないで出てきた、本当の「自分らしいスタイル」ですね。
そうすれば、「自分らしさ」が伝わり易いだろうということです。


それで、「自分のスタイル」を見つけるにはどうすればいいだろうと考えるわけですが、現在「芸術」に置いて、「新たなスタイル」に残されている領域は少ないといっていいでしょう。


少し前までは、「画期的な目の付け所」や「斬新な手法」や「誰も使っていなかった素材」と言った、「未開の地」が、まだまだ、たくさん残されていたわけです。
でも、みんなが競って、それをいち早く使おうとし続けて来たわけですから、残された「未開の地」の領域が、少なくなっているのは当然と言えば当然なんでしょうね。

で、いま、「スタイル」と呼べるものと言えば、そういう「新しさ」や「珍しさ」のように「ハッキリしたもの」ではなくて、もう少し「普通なもの」に成るんじゃないかと思うわけです。


もともと、「芸術」っていうものが、そこまで「画期的」である必要もなかったような気もしますし、もう少し「普通なもの」でよかったような気もするので、過去に置いては、「画期的」を、一応、一通りやってみる必要があったのだとしても、もう十分にやりつくされた感もあるわけですから、そろそろ、「普通なもの」を再発見していく時期なんじゃないかと思うわけです。


そこで、いま現在、「スタイル」と呼ぶのに、最も近い位置にあるのは、その人が生まれつき持っている「クセ」の部分なんじゃないかと思うわけです。


「クセ」は「技術」にとって邪魔になるということもありますし、「クセ」が出てしまうと、それが「アラ」に見えてしまう可能性も高いので、どうしても排除されてしまいがちですけど、そういう「クセ」をなんとかイイ方に向けて、「アラさ」を残しつつも、「質」を高めていくようにして、「クセ」を生かしていけたら、それが、いま現在「スタイル」と呼べるものに成るんじゃないかと思うわけですね。


そういう、自分の「クセ」を強く出した、言ってみれば「手癖の手法」を使って行けば、それが「自分のスタイル」に成るんじゃないかと思うわけです。


おそらく、それは、誰にもマネできないモノでしょうし、それ以前に、誰もマネしたがらないでしょう。

そういう「スタイル」だと、誰もが皆「唯一無二」なわけですから、マネする意味がないですからね。


「芸術」と言う分野は、突出した「スバラシイ作品」を鑑賞して、そういう「偉大な作品」の「与えてくれる感動」を享受するモノのように成っているような気がしますが、それも一つの側面ではあるとして、もう一つの面として、「誰にでもあるクセ」のような「普通なもの」の中に、見る側が、「感動を見つけ出すモノ」と言う側面もあるんじゃないのかなと。


そういう風にも思うわけです。

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※2019年7月に追記
 
ここで「スタイル」と呼んでいるのは、「形式」としての「スタイル」というよりは、
どちらかというと、「その人性」のようなものです。
「芸術作品」自体というよりも、その人の「芸術表現」において、「その人らし
さ」を表現するための要素として「スタイル」という言葉を使っています。

読み返してみて、ほかの記事との間に、意味の行き違いがあるように思えた
ので、追記しました。

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プロフィール

ふたつ

Author:ふたつ
※トップ画面とプロフィール画像の絵は習作として描いた絵です。

ご訪問いただき、ありがとうございます。

自分自身の制作に対する姿勢を示した「宣言文」をブログの形で発表するのは、筋が違うのかとも思いますが、このような形しか思い当りませんでした。
ご容赦ください。
興味のない方にはたぶん面白くないでしょう。

ただ、私はここに書いたことがこれから確実に起きることだと思っています。
と言うよりも、すでに起きていることだと思っています。
「天才の時代」は、もう終わらせなければいけないと思うのです。
「天才」なんてもう何処にも居ないのだと思うのです。
「天才」は、もう誰にとっても必要ないモノに成っているんじゃないでしょうか?。
「普通の人」が、もっともっと芸術に関われるようになったら、
少しいいんじゃないかと思います。

いえ、芸術に限った話でもないのです。
全てのことが、今よりもっと「普通」でいいんじゃないでしょうか?
「個性とは実は最も普通なことなのではないのか?」
私はそんな風に思うのです。

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1960年の生まれです。
横浜在住です。
過去に何一つ実績と言えるものはありません。
30歳に成った頃、絵を描き始めました。
その後、細々と美術に関わる仕事をしていましたが、自己作品の制作にはあまり積極的とは言えませんでした。
2013年のはじめ頃から、自己作品に対する欲求が生まれ、現在は妻の収入に頼って、ようやく制作に漕ぎ着けております。

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読みづらいところもあるかとは思いますが、読んでみて下さい。


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