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「流行の素」



前に、このブログで【「ポピュラー性」について】と言う記事を書いたことがあるんですけど(2014年12月17日に書いています)、「流行するモノ」とはどういうものなんだろうか?とよく考えるわけです。
つまり、「流行の素」ですね。


正直言うと、私自身は、「流行するようなモノ」はあまり好きではない場合が多いみたいです。

「流行自体にあまり興味がない」と言うのもありますけど、「流行するようなモノに共通の”ナニカ”が好きになれない」と言うのもありますね。

そこで、「みんなが好きなモノ」なのに、なんで自分には、好きになれないんだろうかと、考えるというわけです。


以前の記事でも書いていますけど、「流行の素」になっているのは、「ワカリヤスサ」なんじゃないかと思うわけです。
誰でも「ワカリヤスイモノ」は取っ付きやすいですし、「ワカリニクイモノ」には取っ付きにくいわけですね。
だから、「ワカリヤスイモノ」は「ワカリニクイモノ」に比べて、最初の段階で、受け入れられる確立が高く成るわけですね。
それで、広く「流行」するということなんだと思います。

ここまでは、私も嫌いと言うほどではないんですね。


ただ、ここで、これも前の記事にも書いたことですけど、「流行」には、「みんなに愛される」と言う意味での「普遍性」はありますが、「長く愛される」とか「時代に関わらず愛される」と言う意味での「普遍性」があるとは限らないわけです。

つまり、「一過性の流行」と言うのもあるということですね。


さらに言えば、「ワカリヤスサ」を「シンプル」と言う言葉で表現することがありますけど、「ワカリヤスサ」には「ストレート」や「ピュア」もあるわけです。
(これは「そのものの核になっている部分についてのワカリヤスサ」と言った方がいいのかも知れません)

そういったモノの中で、「シンプル」が最も「流行の素」としての性質が強いような気がしますね。
(こちらは「表面に近い部分のワカリヤスサ」と言えるかもしれませんね)


そして、この「シンプル」が「一過性の流行」につながっているんじゃないかとも思うわけです。

「シンプル」なモノが、その上「ストレート」な場合も「ピュア」な場合もありますが、「シンプルなだけのモノ」と言うのが、「一過性の流行」の本質でもあると思うわけですね。


「シンプル・イズ・ベスト」などと言われますが、あれは、そういう「シンプルだけのモノ」ではなく、「ストレート」や「ピュア」を含んだ「シンプル」を指しているように思いますね。
(その辺のところを誤った使い方がされていることも多いのかも知れませんけどね)


そして、これはどちらがイイということではないですけど、私自身は、「シンプルじゃないモノ」=「ややワカリニクイモノ」の方が好きなんだと思います。

と言うか、「複雑なモノ」が好きなんですね。
言い換えると「深いモノ」ですね。

「シンプルと言うよりピュアでストレートなモノ」と言ってもいいと思います。


と言っても、あくまで、「ややワカリニクイモノ」ですね。
けっして、「ワカリニクイこと」自体が好きなわけではありません。
「複雑なモノ」や「深いモノ」は「ややワカリニクイ」場合が多いというだけです。


そして、「ピュアなモノ」や「ストレートなモノ」が、意外と「複雑なモノ」だったりすると考えているというわけです。

そして、その中で、「なるべくワカリヤスイモノ」というのが一番好きということに成ります。


つまり、「流行の素」に成るような「ワカリヤスサ」をある程度は持っていながら、それが複雑になっていることで「ややワカリニクイモノ」ということですね。

まぁ、そういうものがナントナク・オモシロイんじゃないかなと。
そういう風に思っているわけですね。


ところが、そういうものが年々少なく成っていく傾向があるわけです。

「マスコミ」が発達するにつれて、極端に大量で、極端に反復的な「ワカリヤスイモノ」が、世の中のあらゆる局面において、一方的に目まぐるしく提供され続けていますから、ちょっとでも「ワカリニクイモノ」は、本質(「核」)を理解される前に忘れ去られてしまうわけです。

これを続けていくと、たぶん「文化」は「文明」に乗っ取られて、その本質を失ってしまうんじゃないかと思うんですね。


つまり、「文明」=「文化」になってしまうように思うわけです。
それは、「物質」に「精神」が圧倒されてしまうということです。

私は、そうなっては”イヤ”なので、やっぱり「流行しているモノ」には反発していきたいと思ってしまうわけです。


要するに、「イイ・ワルイ」以前に「流行っているモノ」には取り敢えず反発していきたいなと。

そういう風に思っているわけですね。



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プロフィール

ふたつ

Author:ふたつ
※トップ画面とプロフィール画像の絵は習作として描いた絵です。

ご訪問いただき、ありがとうございます。

自分自身の制作に対する姿勢を示した「宣言文」をブログの形で発表するのは、筋が違うのかとも思いますが、このような形しか思い当りませんでした。
ご容赦ください。
興味のない方にはたぶん面白くないでしょう。

ただ、私はここに書いたことがこれから確実に起きることだと思っています。
と言うよりも、すでに起きていることだと思っています。
「天才の時代」は、もう終わらせなければいけないと思うのです。
「天才」なんてもう何処にも居ないのだと思うのです。
「天才」は、もう誰にとっても必要ないモノに成っているんじゃないでしょうか?。
「普通の人」が、もっともっと芸術に関われるようになったら、
少しいいんじゃないかと思います。

いえ、芸術に限った話でもないのです。
全てのことが、今よりもっと「普通」でいいんじゃないでしょうか?
「個性とは実は最も普通なことなのではないのか?」
私はそんな風に思うのです。

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1960年の生まれです。
横浜在住です。
過去に何一つ実績と言えるものはありません。
30歳に成った頃、絵を描き始めました。
その後、細々と美術に関わる仕事をしていましたが、自己作品の制作にはあまり積極的とは言えませんでした。
2013年のはじめ頃から、自己作品に対する欲求が生まれ、現在は妻の収入に頼って、ようやく制作に漕ぎ着けております。

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読みづらいところもあるかとは思いますが、読んでみて下さい。


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