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「一つのモノ」と「二つのモノ」



どんな学問や思想でも、それを追究していくと、もっとも単純な「一つの考え」に行き着くか、または、研究がどんどん細かいことに細分化して言って、「無数の考え」に複雑化していくかの、どちらかに成るんだと思うわけです。


ところが、その「一つの考え」の向こうには、また、さらなる「無数の考え」への入り口が用意されていて、それとは反対に、「無数の考え」が現れて来ると、それを一括して説明できるような「一つの考え」が必要になってくるわけです。

その結果、いつも終わりのない研究が続けられることに成るわけで、それを、「学問」と呼んでいるということなんでしょうね。


と言うわけで、この「すべてを一つにすること」と「一つのモノを二つ以上に分けていくこと」が、「思考すること」の本質なのではないかと思っているわけです。


たとえば、地球上には無数のモノがありますが、それらすべてを「一つのモノ」として、「地球」と言う「一個の生命体」なのだということも出来るでしょう。

それは、更に宇宙にまで広げても、そのまた先まで広げても同じことでしょう。


要するに、そこに「名前」を付けてやれば、それを「一つのモノ」として説明することができると言うことなのではないでしょうか?


これとは逆に、どんなに分かちがたいと思われているものでも、それを、更に分化することが出来ないということは無いような気がしますし、今度は、そこに、「二つの名前」をつけてやりさえすれば、それは、もう二つに分けられていると言えなくはないと思うわけです。

 ※現在の研究では、それ以上分けることが出来ないと言われているものでも、
  きっと、そのうち分けられるようになるんじゃないかと思いますし、どうしても、
  分けることが出来ないならば、勝手に頭の中だけで分けたことにしてしまえ
  ば、一応、概念を分けたことには成ると思います。

つまり、「最も大きい一つのモノ」と「最も小さい無数のモノ」と言うのが「世界」を構成している要素なんだと思います。


宇宙の無限の広がりや、粒子の最小の単位を根本的に説明するのは大変だと思いますけど、そこまでいかなくても、「一つのモノ」と「二つのモノ」ということだけで、十分に「思考」を楽しむことは出来るんじゃないかと思うわけですね。


「一つのモノ」の中に「チガイ」を見つけ出して、「二つに分ける作業」や、「二つのモノ」の中に「共通の本質」を見つけ出して、「一つにまとめる作業」は、とても楽しい「思考作業」なんだと思うわけです。


ただし、はじめの話のように「一つのモノ」の向こうには、必ず「二つに分ける必要性」が出て来るでしょうし、「二つのモノ」が「無数」に広がった後には、それを「一つにまとめる必要性」が出てきますから、永遠に「終わり」や「達成」はないということですから、「結論」や「到達」を求めてしまうと「不毛」と感じてしまうでしょう。


昔、「思考」は何かを達成するためのモノだったわけですが、現在、「人間の思考」が置かれている位置では、「思考」は目的を達成するためだけのモノではなく、「楽しむためのモノ」でもあるんじゃないかと思います。

だから、「思考」に「結論」を求める必要性は、昔ほど、高くはないんじゃないかと思うわけです。


「一つのモノ」と「二つのモノ」の間で、彷徨い続けることこそ、現在の人間に与えられた、「究極の娯楽」ではないのかなと。


言葉で言うと、ぜんぜん面白くなさそうですが、

『実は凄くオモシロイ!!』

『いや、まぁ、そうでもない?』

そんな風に思っております。



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プロフィール

ふたつ

Author:ふたつ
※トップ画面とプロフィール画像の絵は習作として描いた絵です。

ご訪問いただき、ありがとうございます。

自分自身の制作に対する姿勢を示した「宣言文」をブログの形で発表するのは、筋が違うのかとも思いますが、このような形しか思い当りませんでした。
ご容赦ください。
興味のない方にはたぶん面白くないでしょう。

ただ、私はここに書いたことがこれから確実に起きることだと思っています。
と言うよりも、すでに起きていることだと思っています。
「天才の時代」は、もう終わらせなければいけないと思うのです。
「天才」なんてもう何処にも居ないのだと思うのです。
「天才」は、もう誰にとっても必要ないモノに成っているんじゃないでしょうか?。
「普通の人」が、もっともっと芸術に関われるようになったら、
少しいいんじゃないかと思います。

いえ、芸術に限った話でもないのです。
全てのことが、今よりもっと「普通」でいいんじゃないでしょうか?
「個性とは実は最も普通なことなのではないのか?」
私はそんな風に思うのです。

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1960年の生まれです。
横浜在住です。
過去に何一つ実績と言えるものはありません。
30歳に成った頃、絵を描き始めました。
その後、細々と美術に関わる仕事をしていましたが、自己作品の制作にはあまり積極的とは言えませんでした。
2013年のはじめ頃から、自己作品に対する欲求が生まれ、現在は妻の収入に頼って、ようやく制作に漕ぎ着けております。

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読みづらいところもあるかとは思いますが、読んでみて下さい。


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