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「没個性」と「消個性」



「没個性」と言う言葉がありますけど、「消個性」と言う考え方もあるんじゃないかと思うわけです。
つまり、「個性を消す」ということですね。


「没個性」の方は、「初めから個性が無い」と言う風に聞こえてしまうんですけど、実際に、「初めから個性が無い人」なんて、居ないと思うので(と言うか、もし居たら「かなり珍しい人」なので、むしろ「個性的」なんじゃないかと思いますね)、どちらかと言うと、「消個性」の方が正しいような気がしてしまうわけです。

 ※「没個性」は正確に言えば「埋没した個性」ということでしょうから、本人の意思
  とは無関係に、「全体の中に個が埋没した状態」ということに成るんでしょうね。
  「消個性」の方は「意識して消された個性」ですね。


だいたい、「個性」は、たいてい「イイモノ」ということに成っていますけど、じつは、「個性」の中で「イイ部分」と言うのは極わずかで、
本人にとっても、周りの人にとっても「イヤなモノ」の方が多いんじゃないかと思うわけです。

なにせ、その人の「その人な部分」が「個性」なわけですから、他人にとっては、受け入れにくいことが多いのは当然のことなんだと思います。

また、本人にとっても、「自分らしさ」が「イイモノ」とも限らないわけですから、「個性」=「イイモノ」と言う公式は必ずしも当てはまらないんじゃないかと思うのです。


そんな中で、「誰かにとって都合のイイモノ」をピックアップして、「個性」と呼んでいたりする傾向がありますけど、そんなものが「本物の個性」であるわけがないですね。

それどころか、そう言うモノこそ最も「没個性的なモノ」であると言わざるを得ないわけなのです。


そういう「人から褒められそうな個性」をネラッテいった結果が、まさに、ここで言う「消個性」なわけです。
つまり、「個性」の中で、「イヤなモノ」を”消して”「イイモノ」だけを人に見せようとする、そういう「小細工」を「個性」と呼んでいたりするわけです。


その「小細工」が上手くいけば「個性」、シクジッテ見透かされれば「没個性」ということに成っているわけですね。
しかし、実体としては、どちらも「没個性」であり、「消個性」でもあるわけです。


「本物の個性」とは、必ずしも「イイモノ」とは限らないということが、当たり前に成れば、「個性のある人」と「個性のない人」なんて言う分け方はあり得ないということもまた、当たり前になるんじゃないかなと。

それから、「個性を伸ばす」と言う言い方がありますけど、あれなんかも、どう考えてもオカシイわけで、「ナニもしなくても、その人の中にあるモノ」こそ「本物の個性」なわけですから、「伸ばそうというネライで伸ばしたモノ」が「本物の個性」であることは無いわけです。


だから、「個性」とは、好むと好まざるとに関わらず、全ての人の中にあって、むしろ、捨てることが出来ないモノなんだと思います。
ただ、それをまるごと人目にさらすのには、「少しの決断」が必要に成るということですね。


さて、こんなに回りくどい状態に成ってしまっている「個性」と言う言葉を、まだ、使い続けなければならないもんなんでしょうか?
(と言いながら使ってますけど)


私の中には、そういう疑問があるわけなのです。



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プロフィール

ふたつ

Author:ふたつ
※トップ画面とプロフィール画像の絵は習作として描いた絵です。

ご訪問いただき、ありがとうございます。

自分自身の制作に対する姿勢を示した「宣言文」をブログの形で発表するのは、筋が違うのかとも思いますが、このような形しか思い当りませんでした。
ご容赦ください。
興味のない方にはたぶん面白くないでしょう。

ただ、私はここに書いたことがこれから確実に起きることだと思っています。
と言うよりも、すでに起きていることだと思っています。
「天才の時代」は、もう終わらせなければいけないと思うのです。
「天才」なんてもう何処にも居ないのだと思うのです。
「天才」は、もう誰にとっても必要ないモノに成っているんじゃないでしょうか?。
「普通の人」が、もっともっと芸術に関われるようになったら、
少しいいんじゃないかと思います。

いえ、芸術に限った話でもないのです。
全てのことが、今よりもっと「普通」でいいんじゃないでしょうか?
「個性とは実は最も普通なことなのではないのか?」
私はそんな風に思うのです。

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1960年の生まれです。
横浜在住です。
過去に何一つ実績と言えるものはありません。
30歳に成った頃、絵を描き始めました。
その後、細々と美術に関わる仕事をしていましたが、自己作品の制作にはあまり積極的とは言えませんでした。
2013年のはじめ頃から、自己作品に対する欲求が生まれ、現在は妻の収入に頼って、ようやく制作に漕ぎ着けております。

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読みづらいところもあるかとは思いますが、読んでみて下さい。


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