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「絵を並べて見比べる」というやり方



製作中の「絵」を何枚か並べてみるというやり方についてです。


自分が描いている絵というのは、どうしても客観的に見られなくなってくるものだと思うんですが、たとえ、全部自分の絵だったとしても、何枚かの絵を並べて見比べると、なぜか、それらの絵が、客観的に見えて来るということがあるわけです。


もちろん、人の絵と見比べれば、より客観的に見られるハズなんですが、それをやってしまうと、他人との比較にとらわれて、結果的に「自分の絵」を見失ってしまうということがあるので、それはなるべくやらないようにしています。

それで、結果的に自分の絵を並べてみて、ナントナク「客観的」に成ったような気分に成っているというわけです。


少なくとも、その時点で自分が気に入っている絵と並べてみて、明らかに「画面から来る圧力」が無いなと思ったら、「その絵」は、そのまま描いていても『ラチが明かない』ということなんだと思います。


そんな風にしていくことで、その時点での「自己ベスト」を目標にすることが出来るということですね。
そして、それを足掛かりにして、少しづつ「自己ベスト」を更新していこうということです。


一枚の絵を描いている時には、「その絵」の中にはまり込んでいるので、「客観的」であることは、なかなか難しいと思いますが、数枚の絵を並べて見比べると、意外なほど「客観的」に見ることが出来ます。
(二枚だと難しいような気がします)

たぶん、一枚一枚の絵としてではなく、数枚の絵を同時に視界に入れると、「数枚の絵全体」を「一つのモノ」として見るので、その中のどこが弱いかがすぐにわかるんじゃないかと思います。


逆に、気に入らなかった絵の「イイ部分」が見えてくるということもあるようです。

『どうもアカンな!』と思っていた絵をほかの絵と並べてみることで、『こういう方向にもっていったらいいんじゃないか?』というようなことが見えてくることがあります。

単独で見ていたら、とうてい見えてこなかっただろうなと思うようなこともあったりしますね。


そういうわけで、私の場合、イーゼルに後付けの部材を取り付けて、上下二段に数枚の絵を並べて見られるようにしています。
(私の場合、20号くらいまでのサイズで描いていますので)


大きい絵の場合は、なかなか難しいでしょうが、このやり方は、けっこう有効だと思っています。


製作中の絵を、並べて見るっていうところがポイントですね。

描きあがった絵だけではなくて、描きかけの時点で比べると、よく見える部分があると思います。
また、その中に、描き上がっている絵を混ぜるのも有効だと思います。


それから、同時に視界に入るようにするというのも大事なんじゃないかと思います。

なんとなく、立て続けに見れば同時に見るのと変わらないんじゃないかと思ってしまうんですが、同時に見ないと「全体」が「一つのモノ」に見えてこないので、効果が薄いと思いますね。


まっ、そんな感じで、取り敢えずおススメです。



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