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「額の意味」



絵を額装しないことは、もはや”当たり前”と言っても過言ではなくなってきているわけですが、私は、やっぱり「絵」にとって「額」は必要なモノなんじゃないかと思っているわけです。


現在の傾向として、「現代アート=自己表現」であればあるほど「額装しない」と言う感じもあると思うんですけど、私は、むしろ、それとは逆に、「自己表現」であるからこそ、「絵」を「芸術」として独立した状態に保つために、「額」は必要だと思うわけなのです。

つまり、「額」という境界線の内側は「芸術の世界ですよ」という「コトワリ」として「額」があったほうがいいんじゃないかと思っているわけですね。


そして、そこからさらに発展させていって、「額」に「他の意味」を付け加えられたら、もう少しいいんじゃないかなとも思っているわけなのです。


もともと、「額」には「絵」を装飾的に飾ることや、「絵」をインテリアとして他の調度品と馴染ませることなどの「意味」があったんだと思いますが、それらは、どちらかと言うと「絵」を「装飾品」として考えていたことから発生していた「意味」であったように思うわけです。

しかし、現在「絵」は、昔よりも「芸術」としての性質が一層強くなっているわけですから、それに合わせて「額の意味」も変わっていって当然だったのだと思います。

そこで、「装飾品であること」を離れて「芸術」であることを強く表すために、「額装を嫌う傾向」が出てきたのだと思うわけです。

しかし、本来は「額」をやめてしまうのではなく、変わってきた「額の意味」に合わせた、新たな「意味づけ」をする必要があったように思うのです。

先に述べた「芸術世界」の境界線と言うのも一つの「額の意味」だと思いますが、それは、かなり昔から存在していた「額の意味」で、「装飾としての意味」と同時進行で、「額の意味」を形成してきたものだと思います。

それだけでも、「額の意味」として十分に成り立っているとは思いますが、やはり、時代の変化に伴って「芸術の意味」が変化していくのと同じように「額の意味」も変化することを要求されているように思いますので、ここは、やはり「新たな額の意味」を作り出す必要性があるんじゃないかと思っているわけです。


私が考えるところの「新たな額の意味」とは、先に述べた「外の世界との境界であること」と同時に「外の世界とのツナギであること」です。
つまり、「絵の世界」と「外の世界」を区切る結界であると同時に、「外の世界」と「絵の中の世界」をつなぐ役割を「額」に担わせようということですね。


これは、位置取りとしては、「装飾としての意味」と、ほぼ同じ位置取りに成るわけですが、違うのは、「額」を含めた「絵」を「装飾品」として捉えて、周りの調度に合わせるのではなく、「絵」と「額」が一体となった「芸術」として、周囲の「装飾品」とは無関係に、独立した芸術作品として、より一層「自立した存在感」を創り出そうとするところです。


「アート」であることを強調しようとしたはずの「無額」が、むしろ、オシャレなインテリアになってしまっていることは、ほぼ間違いのないことだと思います。


もちろん「装飾性」を追究した「アート」があってもワルイとは思いませんが、本来、「自己表現としての芸術性」を追究していたはずなのに、いつの間にか「インテリア化」してしまっているような場合は、軌道修正する必要があるのだと思いますね。

そういう意味でも、「額」に「新たな意味」を作り出すことが必要なんじゃないかと思っているわけなんですね。
(「無額」=「インテリア」という公式は、もはや崩せないと思いますね)


そこで、私が考えているところの「外の世界」と「絵の中の世界」を「ツナグ」と言うのはどういうことかということを、次の記事に書きます。




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プロフィール

ふたつ

Author:ふたつ
※トップ画面とプロフィール画像の絵は習作として描いた絵です。

ご訪問いただき、ありがとうございます。

自分自身の制作に対する姿勢を示した「宣言文」をブログの形で発表するのは、筋が違うのかとも思いますが、このような形しか思い当りませんでした。
ご容赦ください。
興味のない方にはたぶん面白くないでしょう。

ただ、私はここに書いたことがこれから確実に起きることだと思っています。
と言うよりも、すでに起きていることだと思っています。
「天才の時代」は、もう終わらせなければいけないと思うのです。
「天才」なんてもう何処にも居ないのだと思うのです。
「天才」は、もう誰にとっても必要ないモノに成っているんじゃないでしょうか?。
「普通の人」が、もっともっと芸術に関われるようになったら、
少しいいんじゃないかと思います。

いえ、芸術に限った話でもないのです。
全てのことが、今よりもっと「普通」でいいんじゃないでしょうか?
「個性とは実は最も普通なことなのではないのか?」
私はそんな風に思うのです。

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1960年の生まれです。
横浜在住です。
過去に何一つ実績と言えるものはありません。
30歳に成った頃、絵を描き始めました。
その後、細々と美術に関わる仕事をしていましたが、自己作品の制作にはあまり積極的とは言えませんでした。
2013年のはじめ頃から、自己作品に対する欲求が生まれ、現在は妻の収入に頼って、ようやく制作に漕ぎ着けております。

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読みづらいところもあるかとは思いますが、読んでみて下さい。


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