FC2ブログ

「絵の中の枠」と「絵の外の枠」(続き)



前の記事の続きです。


次は、「絵の外の枠」の方です。
これが、いわゆる「額」に成ります。


ただ、今までにあるような「額」とは少し概念が違ってきます。

今までの「額」は、あくまで「絵」をショーアップするためのモノ、つまり「絵を見やすくするためのモノ」でしたが、この「絵の外の枠」では、「絵」との相互作用が「多重化の条件」に成ってきますので、結果として、「絵」を見せるためと言うよりも、「絵」に対して働きかけるという性質が強くなります。

従って、前の記事に書いたように「絵を喰ってしまう」と言うことも出てくるわけです。
また、このことは「絵の中の枠」以上に「絵の外の枠」との関係で強く表れて来ますから、結果的に、「絵を見やすくする額」ではなく、「絵を見にくくしてしまう額」と言う性質が避けられないことになります。


『絵が見にくくなったんじゃ本末転倒だろ!』と言われるんでしょうが、それがどうしても必要だと思った時は、「ナニカ」を切り捨てることが必要に成って来るということもあるんだと思っています。

『絵が見にくくなること』=『絵がダメになること』ではないと思いますし、『絵が見やすいこと』=『絵がよく成ること』でもないと思います。


「絵の見やすさ」を少し犠牲にしてでも、その絵における「意味」を創り出したいわけです。


「現在の芸術」が進んでいる方向に従って、「芸術の領域」を「芸術の外側」に広げていってしまえば、「芸術の持つ意味」は失われていくでしょうし、また、漫然と現状に留まって居ても、そこに「意味」が生まれることは無いでしょう。

そうなると、どうも「芸術の領域」の中で「多重化」することくらいしか思いつかないので、これをやっていこうと思っているわけです。


そこで「絵の中に侵入する額」という発想で、「絵の外の枠」について考えているわけです。


さらには、額によって「外の世界とのつながり」も現せたら、一層いいと思っています。
こちらは、「絵から発散する額」という発想です。


ただ、まだ、実物ができていないので、その辺のところはまだよくわかりません。


取り敢えず、現在は「内額」と「外額」」の「二重額」という構想で考えています。
つまり「絵の中の枠」と合わせると「三重枠」と言うことに成ります。


これを簡略化して説明すると、「絵」~「絵の中の枠」~「内額」~「外額」となります。


「内額」~「外額」の部分が「絵の外の枠」に当たります。


これらの間で、それぞれ境界線を越境して相互に「侵入」しあう形です。

越境していながら「結界」としての性質を失わないために、「多重化」する必要があるということですね。


取り敢えず、こんな感じで「絵の中の枠」と「絵の外の枠」を考えております。


正直言って、出来上がるかどうかはわかりません。

「絵」を描くだけでもアップアップの状態です。


まして、いつできるかなんて見当もつきませんが、私にとって、「芸術」とは、そんなことをやることなんじゃないかと思っています。


『ダメでもともと』なんで。

そんな風に思っているわけです。





関連記事

管理者にだけ表示を許可する
プロフィール

ふたつ

Author:ふたつ
※トップ画面とプロフィール画像の絵は習作として描いた絵です。

ご訪問いただき、ありがとうございます。

自分自身の制作に対する姿勢を示した「宣言文」をブログの形で発表するのは、筋が違うのかとも思いますが、このような形しか思い当りませんでした。
ご容赦ください。
興味のない方にはたぶん面白くないでしょう。

ただ、私はここに書いたことがこれから確実に起きることだと思っています。
と言うよりも、すでに起きていることだと思っています。
「天才の時代」は、もう終わらせなければいけないと思うのです。
「天才」なんてもう何処にも居ないのだと思うのです。
「天才」は、もう誰にとっても必要ないモノに成っているんじゃないでしょうか?。
「普通の人」が、もっともっと芸術に関われるようになったら、
少しいいんじゃないかと思います。

いえ、芸術に限った話でもないのです。
全てのことが、今よりもっと「普通」でいいんじゃないでしょうか?
「個性とは実は最も普通なことなのではないのか?」
私はそんな風に思うのです。

~~~~~~~~~~~~~~~~~

1960年の生まれです。
横浜在住です。
過去に何一つ実績と言えるものはありません。
30歳に成った頃、絵を描き始めました。
その後、細々と美術に関わる仕事をしていましたが、自己作品の制作にはあまり積極的とは言えませんでした。
2013年のはじめ頃から、自己作品に対する欲求が生まれ、現在は妻の収入に頼って、ようやく制作に漕ぎ着けております。

~~~~~~~~~~~~~~~~~

読みづらいところもあるかとは思いますが、読んでみて下さい。


リンクはご自由にどうぞ

QRコード

QR