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「流行」と「時代」



「流行」と「時代」の違いについてです。


この二つは、「似て非なるもの」だと思うわけです。


確かに、一つの時代の中で、何かが流行すると、「その流行」こそが「その時代そのもの」であるように見えますよね。

実際にも、それは「その時代」を象徴するものの一つではあるんでしょうが、それでも、やはり「流行」と言うのは「時代」には成り得ないものなんじゃないかなと思うわけです。


要するに、「流行」はサイクルが短いんですね。
だから、「時代」とは成り得ないんじゃないかと思うわけなのです。


逆に言うと、「その流行」がとても長く続いて、「時代そのもの」にまでなったとき、それを、まだ「流行」と言うのか?と言うことに成ってくるわけです。

おそらく、それは、もう、「流行」とは言えなく成っているような気がしますね。


そこで、「流行」と「時代」の長さとはどのぐらいなのかなと考えて見るわけですね。

私のまったくもって個人的な感覚で言わせていただくと、「流行」は、数年から十数年と言うところじゃないかと思うんですが、場合によっては、一年未満と言うこともあるでしょうし、特殊なケースであれば、20年~30年近いこともあるだろうと思います。


それに対して、「時代」となると、やはりかなり長くて、数十年以上続かないと「一つの時代」と言うには、物足りないような気がしています。


おそらく、この長さは、「人間の生涯の長さ」が基準に成っていると思います。

つまり、一人の人間の生涯の中で、何度も入れ替わるようなものは「流行」で、生涯に一つだけだったり、入れ替わりがあるとしても、それが一度だけというのが「時代」と言うことだと思います。


現代は、「時間の進み方」が高速化していますから、その辺のところが、かなり曖昧になって来ていて、5年とか10年くらい続いたものでも、それを「時代」として扱う傾向があるような気がしますが、人生の中で何度も入れ替わりがあるようなことを、後から振り返ってみたときには、「流行」と言う風にしか思えないことが多いと思いますので、それは、やっぱり「時代未満」の「流行」と言うことに留めておくのが妥当ではないかと思うわけです。


さて、なんで、そんなことにこだわるのか?と言うと、まぁ、要するに、自分が「絵」を描いているからなんですね。


つまり、「流行するような絵」を描きたいのか?それとも、「時代に残るような絵」を描きたいのか?ということがあるわけですね。


それ以上に、私といたしましては、「時代を超えた絵」を描きたいと思いますけど、それは、あくまで「理想を言えば」と言うことでしょうから、せめて、「時代に残るような絵」を描いていきたいもんだなと思っているわけです。
(これは「絵の水準の高さ」の話しではありません。「ハイレベルな絵」なんて目指してません。)
要するに、「時代」に「自分の痕跡」を残したいというようなことだと思います。

そして、その辺のところが、「現在の芸術」に欠けているところでもあるような気がするわけです。
なにかにつけて、「オリジナリティ」や「新しさ」を追い求めてしまうために、常に「流行止まり」で「時代」を形成することが出来なくなっていると思います。

それなのに、それを「時代」と言うことにしてしまっているような気がしますね。

しかも、その「流行のサイクル」をドンドン縮めていかなければ、「流行」にすら成り得ないというような仕組みが出来上がってしまっていて、「芸術」が、自分で自分の首を絞めてしまっています。


ということで、もう少し長いサイクルで、やっていきたいもんだなと。
それでないと、「今」という「時代」が無く成ってしまうんじゃないのかなと。

そうなったら、もう、「時代の芸術」もなくなってしまうでしょうし、まして、「時代を超えた芸術」なんて、有り得ないものに成ってしまうわけで、そうならないように、少し長めに、『千年先を見つめてやっていきたいなぁ』と。

そんな風に思っているわけです。






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プロフィール

ふたつ

Author:ふたつ
※トップ画面とプロフィール画像の絵は習作として描いた絵です。

ご訪問いただき、ありがとうございます。

自分自身の制作に対する姿勢を示した「宣言文」をブログの形で発表するのは、筋が違うのかとも思いますが、このような形しか思い当りませんでした。
ご容赦ください。
興味のない方にはたぶん面白くないでしょう。

ただ、私はここに書いたことがこれから確実に起きることだと思っています。
と言うよりも、すでに起きていることだと思っています。
「天才の時代」は、もう終わらせなければいけないと思うのです。
「天才」なんてもう何処にも居ないのだと思うのです。
「天才」は、もう誰にとっても必要ないモノに成っているんじゃないでしょうか?。
「普通の人」が、もっともっと芸術に関われるようになったら、
少しいいんじゃないかと思います。

いえ、芸術に限った話でもないのです。
全てのことが、今よりもっと「普通」でいいんじゃないでしょうか?
「個性とは実は最も普通なことなのではないのか?」
私はそんな風に思うのです。

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1960年の生まれです。
横浜在住です。
過去に何一つ実績と言えるものはありません。
30歳に成った頃、絵を描き始めました。
その後、細々と美術に関わる仕事をしていましたが、自己作品の制作にはあまり積極的とは言えませんでした。
2013年のはじめ頃から、自己作品に対する欲求が生まれ、現在は妻の収入に頼って、ようやく制作に漕ぎ着けております。

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読みづらいところもあるかとは思いますが、読んでみて下さい。


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