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「真実]と言う「嘘」を言う人



「真実」と「嘘」とは正反対のハズなんですけど、少し視点を変えてみると、正反対であるハズの「真実」と「嘘」が重なって見えてくることがあると思うのです。

 ※以下、「真実」とか「嘘」と言っているのは、その時々で「真実らしく見えるもの」や、
  「嘘に見えてしまうもの」というようなことです。
  「究極的な真実」や「究極的な嘘」は、人間の容量を超えていると思いますので。


「現実の世界」で言う「本当のこと」には、けっこう「嘘」が混じっていると思うんですね。

言い方を変えれば、「現実の世界」では「嘘」が適度に混じっていることの方が、かえって「本当のこと」のように見えるということなんですね。


そして、それとは逆に、「ピュアな真実」と言うのは、「現実の世界」においては、むしろ「嘘」っぽく見えてしまうということがあるわけです。


例えばの話、『私は人間である』という言葉は、「現実の世界」においては、「本当のこと」にしか聞こえませんが、じつは、『人間とは何なのか?』という根本的な問いを適当に流してしまっているわけで、その辺から、問いただしていこうとすれば、そう簡単に『私は人間である』とは言えなく成ってしまうわけです。


ところが、そこで、仕方なく『私は人間ではないのかもしれない』と言えば、「真実」には少し近づくことが出来るのかもしれませんが、「現実の世界」における「本当のこと」からは少し遠ざかってしまうわけです。

つまり、そんな風に考えると、「真実」に近づこうとするということは、ほとんどの場合、「嘘」のような話にしかならなくなってしまうと言ってもいいくらいで、「現実の世界」から見れば、「有り得ない話」と言うことになってしまうわけなのです。


そんな中で、なにが言いたいのかと言うと、「嘘という真実」を言う者が必要なんじゃないかと思うわけです。


「真実」が、現実の世界においては「嘘」になってしまうという性質を持っているとすれば、「その嘘」を言う者が居なければ、「真実」もなくなってしまうということです。

だから、やっぱり、「嘘という真実」を言う者は必要なんだろうと思うわけですが、それは、誰なのか?と言うことです。


私は、それは「芸術」と「哲学」の役割だと思っているわけです。


つまり、「芸術」と「哲学」だけが、「嘘という真実」を言うことを許されると思っているわけです。
(かつては、「宗教」にもその役割があったと思います)


「許される」というと、『「芸術者」や「哲学者」は「嘘」を言ってもいいんだよ』というように聞こえてしまうかもしれませんが、もちろん、そういう話ではなくて、「芸術者」や「哲学者」には、世間から「嘘つき」だと思われても、「真実」を言う責務があるということです。

つまり、「許される」と言ってはいますが、むしろ厳しくなっているわけで、『嘘を言ってもいいんだよ』と言うよりも、どちらかと言うと、「芸術者」や「哲学者」は、人から「嘘つき」だとののしられ、叱責されても「嘘という真実」を言い続けなければならないということですね。


そんなわけで、『「芸術者」と「哲学者」は「嘘」を言わなければいけない!!』
という、ミョーな結論に到達いたしました。


まぁ、これなんかも、「嘘という真実」の一つと言っていいんじゃないのかなと。

そんな風に思っているわけです。



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プロフィール

ふたつ

Author:ふたつ
※トップ画面とプロフィール画像の絵は習作として描いた絵です。

ご訪問いただき、ありがとうございます。

自分自身の制作に対する姿勢を示した「宣言文」をブログの形で発表するのは、筋が違うのかとも思いますが、このような形しか思い当りませんでした。
ご容赦ください。
興味のない方にはたぶん面白くないでしょう。

ただ、私はここに書いたことがこれから確実に起きることだと思っています。
と言うよりも、すでに起きていることだと思っています。
「天才の時代」は、もう終わらせなければいけないと思うのです。
「天才」なんてもう何処にも居ないのだと思うのです。
「天才」は、もう誰にとっても必要ないモノに成っているんじゃないでしょうか?。
「普通の人」が、もっともっと芸術に関われるようになったら、
少しいいんじゃないかと思います。

いえ、芸術に限った話でもないのです。
全てのことが、今よりもっと「普通」でいいんじゃないでしょうか?
「個性とは実は最も普通なことなのではないのか?」
私はそんな風に思うのです。

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1960年の生まれです。
横浜在住です。
過去に何一つ実績と言えるものはありません。
30歳に成った頃、絵を描き始めました。
その後、細々と美術に関わる仕事をしていましたが、自己作品の制作にはあまり積極的とは言えませんでした。
2013年のはじめ頃から、自己作品に対する欲求が生まれ、現在は妻の収入に頼って、ようやく制作に漕ぎ着けております。

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読みづらいところもあるかとは思いますが、読んでみて下さい。


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