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「平等」の「社会的な機能」について



「平等」は、社会的な「正義」とか「道徳」として捉えられることが多いと思いますけど、実は、「社会的な機能」として捉えた方がわかりやすいし、本当の意味で「平等」が実現されるためにも、そういう解釈の仕方をしていった方がイイんじゃないかと思っているわけです。


要するに、『正しいからやる』ではなくて『そっちの方が都合がいいからやる』と言うことです。


今でもまだ、「平等」よりも「不平等」の方が都合がイイという人もいるんでしょうが、「不平等」は、そういう人たちにとってすら、その人たち自身が思っているほどは「都合のいいモノ」でもなく成ってきていると思うわけですね。


たとえば、「不平等」がお好きな方々にとっては、「弱者救済」というのは、「都合の悪いモノ」と考えられているのかも知れませんが、実を言えば、その「弱者」から自分たちが利益を吸い上げていたりもするわけです。

実際、昔から権力者の立場を支えているのは、常に「底辺にある人」なわけで、「下層」がなければ、「不平等」すらもなりたたないわけです。

そういう「上層」と「下層」の差を少なくして、出来るだけフラットな世の中を作っていこうというのが「平等」と言うことなんだと思いますけど、いろいろな人に、いろいろな意味で、「平等」という意識が刷り込まれている現代社会においては、その「上層」と「下層」の差を、いっそのことなくしてしまった方がかえって、都合がよくなってきているわけです。


実際、100年も200年も時代を逆戻りしようというのなら別ですが、現代社会の延長上に未来社会を考えるならば、もう「平等」という考えを根本から外した社会構造と言うのは有り得ないでしょうから、少なくとも、「建前上の平等」だけは維持していくことに成るわけです。

そういう状態の中でナントナク誤魔化しながら、「見えない所」で「不平等」を作り出しては、そこで悪銭を稼ぐというようなことをやってきたのが、現代の権力構造の実体だったような気がします。

ところが、最近になって急激に情報の流通が活性化したために、「見えない所」がほとんど無く成って来て、「カクレ不平等」を作り出すのが大変になってきたわけですね。

要するに、そこから得られる利益よりも、「カクレ不平等」を作り出すために使う手間の方が大きくなってきたわけです。


数十年前ならともかく、ここ十数年くらいのことで言うと、明らかに、『普通にやっていたほうが「トク」なんじゃないか?』と思うような「無理なカクレ不平等」が増えていると思います。
そういう「無理なカクレ不平等」を強引に作り出して、一時的に利益を得たとしても、その後あっという間に、じり貧の状態に陥ってしまうというようなケースが増えているんじゃないでしょうか?


『だったら、いっそのこと「平等」にしちゃった方がトクなんじゃないですか?』ってことですよね。


そうは言ってみたものの、そういうことで「平等」が実現しそうもないなと感じてしまうのは、けっきょく、「不平等、そのもの」がお好きな方々がいるということなんだと思いますね。

つまり、そういう人たちにとっては、ソンしてでも「不平等」な方を選んでしまうわけで、『なんとしてでも「平等」にしたくない!』ということなんだと思います。


まぁ、言ってみれば彼らにとって「不平等」は「趣味」みたいなものでしょうね。

それどころか、同じ「不平等」でも「カクレ不平等」じゃないとどうも納得できないというような、「マニアック」な方なんかもいらっしゃるようで、『純粋に好きだからやってるんですよ!』と言われたら、なんと説明したらいいんでしょうね?そういう人には。


さらには、ここにきて、そういった「マニア系」の方々の「マニアック度合」がアップしてきていて、『この人、最終的にソンしないと気が済まないんじゃないの?』と言う方まであらわれてきているみたいなので、もう説明しようがないでしょうね、そういう人には。


昔は、権力者側の立場にいる者が、その「不平等」を使って利益を得たとしても、それが叱責されることなどほとんどなかったわけですが、現在となるとどうでしょう?

公然のこととして、「不平等」を使えば、「社会的評価」や「世間的な信用」を失うでしょうし、最終的には、誰からも相手にされなくなってしまうでしょう。
また、「不平等」であることを隠すためには「不正な行為」を行わなければならなくなるので、その「不正」が発覚したときには、こちらの方が、さらに失うものが大きくなるでしょう。

そういった、「損失」も、もう十分にわかってきているハズなのに、なぜか、「不平等」がなくなりません。

不思議です。

でも、あまりにも理に適ていないので、きっと、そのうちにはなくなると思います。


まぁ、取り敢えず、「不平等」はソンになって来てるみたいですよと。

そんな風に思っているわけです。




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