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「意味」と「価値」



「意味」と「価値」の二つを、日ごろ、同じように使っていることが多いような気がするわけです。


たとえば、『そういうのって、「意味」ないですよね』と言うのと、『そういうのって、何の「価値」もないですよね』と言うのが、ほとんど同じことに成ってしまっているわけです。


でも、実は「意味」と「価値」は、けっこう大事なところが違うような気もするんですね。
そして、その「意味」の方が「芸術」に深く関係していると、私は思っているわけなのです。

まぁ、「価値」の方は『そうでもない』ということですね。


要するに、「価値」には利益的な性格があるんだと思います。
それに対して、「意味」は非利益的という印象があるわけですね。

とは言っても、「意味」にも利益的な面がないわけではありませんから、「利益」と「非利益」の比率のチガイと言うことなんだと思います。

つまり、「価値」は利益重視で、「意味」は利益軽視な感があるということです。


たとえば、「食べ物」と「芸術」や「音楽」を比べた場合、「価値」は「食べ物」の方が高くなるでしょうが、「意味」においては対等だったり、「芸術」や「音楽」の方が上回っていたりするということに成るわけです。


人間は、「芸術」や「音楽」が与えられない場合でも、嫌いな「食べ物」ですら生きのびられますが、「食べ物」が与えられない場合は、好きな「芸術」や「音楽」でも生きのびられません。

嫌いな「芸術」や「音楽」では、命が縮まるかもしれません。
つまり、それだけ、「食べ物」は利益的で、「芸術」や「音楽」は非利益的だということですね。

「食べ物」の「価値」は絶対的ですが、「芸術」や「音楽」の「価値」はそれに比べれば大したことがないということです。


それなら、「芸術」や「音楽」なんてどうでもいいのか?と言うことに成りますが、そこで「意味」が出てくるわけです。


「価値」においては低くなりますが、「意味」においては高く成ることもあるだろうということですね。

生きるだけなら、「価値」だけで十分でしょうが、もしも、生きているだけで他にはなにもないということなら、そこに生きている「意味」がありません。

やはり、「食べて・寝て・死んでいくだけ」だったら、「意味」があるとは言えないでしょう。
そこで、「幸福」とか「喜び」とか言う人間にとって必要不可欠のものになりつつある心の状態が、求められるように成るわけです。

つまり、「意味」と言うのは、「価値」の中でとくに、人間の「心の豊かさ」や「知性」や「感性」などを満たしてくれるものと言うことなんだと思います。


それで、「芸術」との関係が深く成るんだと思います。


そんなわけですから、「芸術」においては「価値」よりも「意味」を創り出していきたいもんだなと。

そんな風に思うわけです。


「売れるモノ」には「価値」がありますが、「意味」においては「売れるモノ」の方が「売れないモノ」よりも高いとは限りませんし、「売れないモノ」の方に「意味」があることもあるわけです。


そういう「意味性」が強いモノを創り出せたらいいんじゃないかなと。

そんな風にも思うわけなのです。




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プロフィール

ふたつ

Author:ふたつ
※トップ画面とプロフィール画像の絵は習作として描いた絵です。

ご訪問いただき、ありがとうございます。

自分自身の制作に対する姿勢を示した「宣言文」をブログの形で発表するのは、筋が違うのかとも思いますが、このような形しか思い当りませんでした。
ご容赦ください。
興味のない方にはたぶん面白くないでしょう。

ただ、私はここに書いたことがこれから確実に起きることだと思っています。
と言うよりも、すでに起きていることだと思っています。
「天才の時代」は、もう終わらせなければいけないと思うのです。
「天才」なんてもう何処にも居ないのだと思うのです。
「天才」は、もう誰にとっても必要ないモノに成っているんじゃないでしょうか?。
「普通の人」が、もっともっと芸術に関われるようになったら、
少しいいんじゃないかと思います。

いえ、芸術に限った話でもないのです。
全てのことが、今よりもっと「普通」でいいんじゃないでしょうか?
「個性とは実は最も普通なことなのではないのか?」
私はそんな風に思うのです。

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1960年の生まれです。
横浜在住です。
過去に何一つ実績と言えるものはありません。
30歳に成った頃、絵を描き始めました。
その後、細々と美術に関わる仕事をしていましたが、自己作品の制作にはあまり積極的とは言えませんでした。
2013年のはじめ頃から、自己作品に対する欲求が生まれ、現在は妻の収入に頼って、ようやく制作に漕ぎ着けております。

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読みづらいところもあるかとは思いますが、読んでみて下さい。


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