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「初めてやった人」は本当にエライのか?



「芸術」においてもよく言われることですけど、『初めてやった人はエライ!』というのは本当なんでしょうか?


たとえば、「ライト兄弟」は飛行機を初めて作ったと言われていますが、ハッキリ言って、あんなモノまったく役に立ちませんよね。
地上スレスレのところを”カスカス”な感じで、『やっとこさ数百メートル飛びました』なんてものは、実用的とは言えないと思います。

そういう、実用的な「価値」と言うことから言えば、その後「使える飛行機」を作った人たちの方が、遥かに貢献度が高いような気もします。

実際、もしも、今だに「ライト兄弟の飛行機」しか無かったら、誰も乗りたがらないでしょうし、それ以前に危険です。


だとすれば、けっきょく、

『人間って、頑張れば宙に浮くこともできるんだよ!』

「へぇ~ ・・・・・・だから?」

と言うだけのことに成ってしまうような気がします。


それでも、やっぱり「ライト兄弟」はエライのか?

『もちろん、エライ!』ですよね。


でも、それは「初めてやったから」なんでしょうか?
それとも、「飛行機」に、その後の「価値」が生みだされたからなんでしょうか?

そういう「価値」の高いものが生みだされるきっかけを作ったという意味でエライのか、それとも、「初めてやったこと」自体がエライのか。

どっちなんでしょうね?
『両方でしょ』っていうのが、一番ブナンな答えなんでしょうね。

でも、「芸術の場」では、たいてい『初めてやったことに価値があるんだ!』と言われますよね。


まぁ、それはわかりますけど、そうだとすると、「どうしようもないクズみたいなこと」でも『初めてやればエライんだ!』と言うことに成ってしまうわけです。

そうなると、その時点で、最初の問いに戻ってしまうわけなのです。


『初めてやった人はエライ!』と言うのは本当なんでしょうか?
というところに戻ってしますんですねぇ。


これは、おそらく「意味」と「価値」のチガイだと思うんですね。


「ライト兄弟」が生み出したのは「意味」です。
まだ、「価値」と呼べるものはありません。

そして、飛行機が実用化されたことで「価値」が生まれたわけです。
その「価値」によって「ライト兄弟」が生み出した「意味」が注目されるようになります。

それで『ライト兄弟はエライ!』と言われることに成るわけですよね。


でも、「ライト兄弟」が生み出したのは「意味」だけで、「価値」とは言えないわけです。
(「意味」も一つの「価値」ではありますが、「価値」としては低いということですね)

「意味」と言うことに限って言うと、「クズみたいなもの」でも「初めてやったこと」には「意味」があると思います。
世の中になかったものを創り出したという「意味」においては、「クズ」と「飛行機」ですら、大差がないということです。
(使えないままならば、「飛行機」も「ワン・カインド・オブ・クズ」だったのかも知れないし)


そして、どんなものであれ、そこに「価値」が生まれれば、はじめに「その意味」を創り出した人が『エライ!』と言われます。


でも、本当のことを言うと、「意味」が持っている「価値」は「その後生み出された価値」ではないと思うわけです。


もちろん、「初めてやったこと」にも「意味」はあるでしょうが、それが「純粋な気持ちから生み出された」と言うことが、一番大きな「意味の価値」だと思うわけです。


つまり、『空飛べる道具作ったら、きっと儲かるでぇ』と言うんじゃなくて、ただただ『空を飛んでみたい』という「純粋な気持ち」で飛行機を作ったから、そこで「意味性」が高く成るんだと思います。

『~きっと儲かるでぇ』は「価値」の方は高くても「意味」は薄くなるでしょうね。
はじめの段階で、求めているのが「価値」ですからね。


これは、「芸術」においても同じことが言えて、やっぱり「純粋な気持ち」から、やってこその「意味」であり、『初めてやった人はエライ!』なんだと思います。


そういうわけで、

『初めてやった人はチョット・エライ!』

でも、

『純粋な気持ちで、初めてやった人はモウチョット・エライ!!』

それ以上に言えることは、

『アンタあんまりエラク成っちゃダメョ』ということかなと。


そんな風に思います。



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プロフィール

ふたつ

Author:ふたつ
※トップ画面とプロフィール画像の絵は習作として描いた絵です。

ご訪問いただき、ありがとうございます。

自分自身の制作に対する姿勢を示した「宣言文」をブログの形で発表するのは、筋が違うのかとも思いますが、このような形しか思い当りませんでした。
ご容赦ください。
興味のない方にはたぶん面白くないでしょう。

ただ、私はここに書いたことがこれから確実に起きることだと思っています。
と言うよりも、すでに起きていることだと思っています。
「天才の時代」は、もう終わらせなければいけないと思うのです。
「天才」なんてもう何処にも居ないのだと思うのです。
「天才」は、もう誰にとっても必要ないモノに成っているんじゃないでしょうか?。
「普通の人」が、もっともっと芸術に関われるようになったら、
少しいいんじゃないかと思います。

いえ、芸術に限った話でもないのです。
全てのことが、今よりもっと「普通」でいいんじゃないでしょうか?
「個性とは実は最も普通なことなのではないのか?」
私はそんな風に思うのです。

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1960年の生まれです。
横浜在住です。
過去に何一つ実績と言えるものはありません。
30歳に成った頃、絵を描き始めました。
その後、細々と美術に関わる仕事をしていましたが、自己作品の制作にはあまり積極的とは言えませんでした。
2013年のはじめ頃から、自己作品に対する欲求が生まれ、現在は妻の収入に頼って、ようやく制作に漕ぎ着けております。

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読みづらいところもあるかとは思いますが、読んでみて下さい。


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